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かけっこ練習ノート - 腕振りの不思議

8月24日(木)

<練習内容>
- 体幹トレーニング(全員で)
- 腕振りがなぜ大切かについて
- ジャンプ系サーキットトレーニング
- 50mダッシュ

体幹トレーニング:一緒にがんばる


体幹トレーニングは全員で行いました。やはり多くの子どもたちと一緒にやると、盛り上がりますね。お互いを見て、刺激を受け取り、一緒に頑張る姿が見られました。基本のポーズでしっかり止まることを大切にし、できる子はさらに難易度の高いポーズに挑戦しました。

腕振りの不思議:なぜ大切なのか?


腕振りについて、皆さんはどれだけの価値を感じていますか?「走るのは足だけで、上半身や腕振りって必要?」そんな疑問をもつ子どもたちもいます。
確かに、改めて考えると不思議ですよね。走っているのは下半身であり、地面に接しているのは足なのに、どうして上半身や腕振りについてそんなにとやかく言われるのでしょうか。
 
その謎を解くために、みんなで腕を振らないで全力で走ってみました。
そして、自分の体に起こった事、感じた事を話してもらいました。
その結果、腕振りの役割の一つは体のバランスをとることという事がわかりました。
 
でも、もう一つ大切な役割があります。
それに気づくために、次はみんなでジャンプ(アンクルホップ)をしてみました。
腕を使わないジャンプと使った時のジャンプ、何が違いましたか?
腕を使った方が高く跳べたという子が多いですね。
ではなぜ、直接地面に触れてもいないのに腕を振るだけで高く跳べるのでしょうか。
それは腕を振ることで、上から下の力が足を介して地面に届き、地面からの反発をもらっているからです。
(体重計の上で同様に腕を振ると、体重計の目盛りが動くのを想像してみてください)
つまり、腕を振る目的の二つ目は、足から地面に加える力をより大きくすることなのです。
そしてその結果、地面からより大きな力をもらえるのです。
 
こう考えると、体から離れたところで腕を振ったり、肩を前後して腕を振っても地面に力が加わらないので、速く走れないですよね。
このようにして腕を振らずに走ったりジャンプしたりすることで、子ども達は腕振りの役割と重要性をかなり理解できたようです。
その後の、「地面に力を加える腕振りを意識して!」と言って走ってみると、腕振りがしっかり体のすぐ横を通っていて、走りもとても力強くなっていました。

サーキットトレーニング:楽しみながらスキルアップ

初めてのサーキットトレーニングに挑戦しました。これは、複数のドリルを組み合わせて行う練習法です。それぞれの動きには意味があり、僕の動きを見ながら、自分の動きも工夫してみるという楽しみながらのコーディネーション能力のトレーニングになります。

速く走る50mダッシュ


50mダッシュでは、腕振りや体幹トレーニングの成果なのか、みんなの走りが以前よりもグッと速くなったように感じました。

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