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かけっこ練習ノート – 理念とスタート練習

10月12日(木)
 
<練習内容>
- 体幹トレーニング
- 片足立ち、片足かかと上げ、片足ジャンプ
- アンクルホップ、前に進むアンクルホップ
- スタート練習
- 50m走計測
 
日が短くなってきたので、今日から練習開始を16時に早めました。それでもすぐに暗くなってしまうので、集中して効率の良い練習を心掛けます。

ダッシュ太尾の理念


練習の途中で、相手の能力を馬鹿にする発言と、それに対する反発からもめごとが起こりました。このため、ダッシュの理念について改めて話をしました。
足が速い子・遅い子、背が高い子・低い子、いろいろ買ってもらえる子・そうでない子、などなど、ダッシュに来ている子は様々で誰一人として同じではないし、その意味でみんな平等な環境では決してありません。
でも、どの子も対等な関係です。
みんな、今よりも足が速くなりたいという目的を持っている、対等な関係です。
「平等ではないけれど、対等」は、ダッシュの大切な理念です。
それを聞いて「うんうん、それ本当にいい」と共感してくれる子もいて嬉しく思いました。

優先度の低いスタート練習


さて、今日はスタートの練習を久しぶりにしました。
「久しぶり」というのは、これまでにやってきた「弾む」「体幹」「四の字」「腕振り」に比べてスタート練習は優先度が低いからです。
スタートとその後の加速区間はせいぜい10mくらい。全体の10~20%くらいです。
でも、スタートを過度に意識したり、加速後もずっと前傾して走ってしまうと、逆に全体が遅くなってしまうことも。
なので、これまではスタート練習の優先度を下げてきました。
でも、運動会も近いですし、考え方自体は大切なので、今日はスタート練習です。

まずは「よーい」の姿勢から


多くの人が「よーい」と聞くと、一歩後ろに足を引いて体も後ろに下げて「どん」の合図を待ちます。
でも、冷静に考えると僕らは前に進みたいのですから、後ろに下がるのは変な話です。むしろ、下がった分だけゴールするのが遅くなってしまいます。
なので、「よーい」が聞こえたら、前の足に体重を乗せて、体を前に進めるように前傾します。

1,2,3!


「どん」の合図で、1,2,3!と3歩をできるだけ素早く大股で走ります。
すると自然に前傾姿勢になっているのがわかります。
試しに前傾せずに1,2,3!をやってみると、全然大股で走れないことがわかります。
この1,2,3!の前傾走りを、低学年であれば5m、高学年は7mくらいまで維持します。
そのあたりから、だんだん体を起こしていって、いつもの弾む走りに切り替えていきます。
ポイントは一気に体を起こさないこと。徐々に起こしていくのがいいでしょう。
 
言うは易し、行うは難しです。何度も練習して、自分が一番速く大股で進める体のポジション(前傾の角度など)を探っていってください。

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