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芸を教えられる「aibo」~自分でプログラムできるプロダクトとは~

 日経電子版の記事【aiboに芸を教えよう ソニーがプログラム用ソフト】は、ITの専門知識がなくてもよい簡易なプログラミング環境で、「aibo」の動きを自由に設定できる、というものです。

  


 最初この記事を読んだ時、「へえ~」と思いつつもスルーしてしまったのですが、よくよく考えてみると、『自分でプログラミングできるプロダクト(モノ・サービス)』というデザインには、相当大きなポテンシャルがありそうです。

 そもそも、消費者が体験を重視する『コト消費』の流れは、3Dプリンティングなどのテクノロジーの進化によって出来る事の幅が広がりつつある『カスタマイゼーション』や、消費者が積極的にプロダクトの開発に関与する『コ・クリエーション』などを加速させ、やがて、自分だけの体験を実現するモノ、自分の実現したい体験をもたらすモノを自ら創る、広い意味での『消費者のプロシューマー(生産消費者)化』が進行すると考えられます。

 『自分でプログラミングできるプロダクト(モノ・サービス)』というのは、まさにこの潮流に乗ったデザインなのです。今回の「aibo」のような商品は、今後ますます増えてくるのではないでしょうか。



#COMEMO #NIKKEI

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