カスタマイゼーション

『価格』のカスタマイゼーション~サービスの価格をユーザー自身で決める時代~

日経電子版の記事【「サービスを受けた利用者が値決め」の新事業が登場】は、短くさりげない記事ですが、そこでリポートされる「あと値決め」のシステムには、私達の消費生活における『価格体験』を大きく変えるポテンシャルがありそうです。

 記事で紹介される「あと値決め」とは、「事前に決められた最低価格に満足度に応じた料金を上乗せする」仕組みです――

▶「あと値決め」=
「事前に決めた最低価格」+「満足度に

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食の3Dプリンター

日経電子版の記事【柿の種を自分好みに調合、亀田製菓が専用装置】は、とてもさりげない記事ですが、『食の未来』を予感させるような内容を含んでいます――それは、『食のカスタマイゼーション』です――。

  

 普段、私達は、外食でレストランに行ったり、加工食品を買って帰った時に、その味にちょっと残念な思いをする事が少なからずあります。理由は色々あるでしょうが、その一つ、最も大きなものに「自分好みでない

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吉野家、28年ぶりの決断~始まったか、外食のカスタマイゼーション競争?~

少し前の日経電子版の記事【吉野家、牛丼に新サイズ 28年ぶり 朝食もメニュー拡充】でリポートされている牛丼だけで6種類、というのはインパクトがあります。牛丼一つとっても6種類を品揃えして顧客の選択の幅を広げる、『盛り』のカスタマイゼーションと言えそうです。

 記事では、牛丼だけでなく、朝食メニューとして「一汁三菜朝膳」6種類も販売するとあります。文字通り、『品目』・『サイズ』・『価格帯』を少しず

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『はやぶさ2』とロボットレストラン~新たなステージに入った人間と機械の関係~

人間と機械との関係は、太古の昔人間が道具を発明し、それがやがて機械へと進化して以来、綿々として続いています。その関係が新たなステージへと入ったことを象徴するかのような記事が、日経電子版に相次いで掲載されました。【米国で増えるロボットレストラン 安い早いを実現】と【人と機械、究極の連携 はやぶさ2未踏への軌跡(1)】です。
 人間と機械とのコラボレーションは、これから先どのように進化していくのでしょ

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『後出しじゃんけん』のビジネス~進化するサイズ計測のテクノロジーは後発優位か~

普通の『じゃんけん』で後出しはルール違反ですが、『後出しじゃんけん』では、親の出した手を見て後出しするのが決まりです。それでも子が負けてしまうのは、瞬時の判断を要求されるからで、その辺りの機微が、ビジネスと大変似ていると思います――先に先進的なサービスを出した企業が、その状況を見て後に続いた後発の企業に勝つ場合=先発優位もあれば、負ける場合=後発優位もあり得るのです――。

 ビジネスと言う『後出

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来るべくして来たマスカスタマイゼーションの時代~UXの最・最大化~

日経電子版の記事【生産性と個別ニーズを両立 マス×カスタムの時代
マス×カスタムの最適解(中)】や【マス×カスタム、設計・生産に新技術が登場 マス×カスタムの最適解(下)】を読むと、コスト面での制約があったカスタマイゼーション(個別生産)が、テクノロジーの進歩によって、マスプロダクション(大量生産)との親和性を獲得しつつあることが分かります。

 UX(ユーザーエクスペリエンス)の最大化が求められ

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目的の正しい理解のないマスカスタマイゼーションは、組織の疲弊しか生み出さない

2019年2月13日日本経済新聞の記事より。マスカスタマイゼーションは、その概念が提唱されてからずいぶん経つが、何のために行うのか、目的の正しい理解のないマスカスタマイゼーションも多い。そうすると、組織内でコンフリクトを生み、疲弊しか生み出さない場合もある。そこで、今回は、そもそもマスカスタマイゼーションは何のために行うのかを考えてみたい。

記事には、「マスプロダクション(大量生産)とカスタマイ

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リアルとオンライン、その比重の最適解は?小売店舗の閉鎖が相次ぐ米国の議論

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2018年8月にニューヨークで開催されたDigiday主催のRetail Forumでの興味深い議論は、ファッションチェーン大手Expressのオムニチャネル化

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資生堂、パーソナライズとカスタマイズの絶妙バランス

言葉の意味とは難しいもので、お互い同じ言葉を使っていながら、言葉の定義が違っていて議論がかみ合わなかったり、逆に言葉の定義に拘泥するあまり、話が一歩も先に進まない非生産的な状態に陥ったりと、時として困った事態が生じる場合があります。また、言葉が時代の潮流の中で進化の真っ只中にあり、意味が流動的で確定していないような場合もありそうです。表題に掲げた『パーソナライズ』と『カスタマイズ』なども、正面切っ

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