「バスチー」に学ぶヒットの方程式
日経電子版の記事【3日で100万個売れたローソンのデザートの顔「バスチー」を生んだ37歳 U40の匠】は、ヒットの作り方を通して商品開発、仕事の仕方を考えさせてくれる好リポートだと思います。
この記事を一読して、ふと何かに似ているなと思ったのは、ヒット商品の開発が植物(農作物・園芸植物など)に例えられるのではないか、ということです。そこで、この記事のエッセンスを、植物になぞらえて抽出してみると――
▶ヒットの作り方
植物・・・・・・ヒット作りのポイント
(1)土壌・・・・・・『間口の広さ』・・・・・・万人受けする定番のカテゴリーに
属している。
⇩
(2)種子・・・・・・『新しさ』・・・・・・今までにない食感(レアでもなく
(交配) ベイクドでもない)、など
・・・・・・ハイブリッド=スイーツ✖スイーツ
など
⇩
(3)肥料・・・・・・『刺さる要素』・・・・・・キャッチ―なネーミング
・・・・・・インパクトのあるパッケージ、など
⇩
(4)栽培・・・・・・『テスト販売』・・・・・・何度も試して修正・価格決定、など
・・・・・・社内での認知度・プライオリティー
を高め、広告予算・増産体制などを
確保。
ワクワクするようなプロダクト、顧客の心に刺さる尖った商品を開発するポイントを並べてみると、あたかも新品種の植物を育てるかのようです。
▶ 植物の新品種開発=土壌+種子+肥料+栽培
▶ ヒットの方程式
=『間口の広さ』+『新しさ』+『刺さる要素』
+『テスト販売』
そして、記事の後段にもあるように、商品を開発するには、多くの仲間の力を結集する必要があり、①何よりもまず、自分の考え、やりたいと考えている事を明確化=『見える化』して、②周囲を巻き込んで=『共創』、③そのワクワク感、成功体験を『共有』することが重要である、と言えそうです。
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