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考えてること

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制作に関係なく普段考えていることなどのエッセイ
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記事一覧

受動的、能動的

受動的、能動的

中村佳穂の新譜を聴きながら、センチメンタルな気持ちになって久々に文章を書きたくなった。僕の「自信」というものはとにかく些細な人との会話や、小さな出来事に左右されるようで、今日はそれをどちらかというと失う感覚に陥り、駅を出て自転車に乗ろうという瞬間に色々な感情や考えが込み上げてきた。特に今日、一つの目標として考えていたアートアワードの授賞式(自分は選ばれていない)があり、かつそのアワードが今年は募集

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お米にも道がある

お米にも道がある

お米を炊こうとして、ふと「なんで米を炊く前に研ぐんだ?」と思った。というか、そもそも正しい米の研ぎ方も知らなかったので、「米 研ぎ方」で調べてみる。

お米の研ぎ方が、5つくらいのステップに分けて、かなり事細かく説明されている記事が出てきた。

ふっくらおいしいご飯を炊くには、研ぎすぎてはダメとか、ざる研ぎしてはダメとか、10秒くらいでやるとか、様々なルールがあるようだ。少し面倒くさいなと思う。

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【初海外】ニューヨーク旅行の感想と行った場所

【初海外】ニューヨーク旅行の感想と行った場所

2020年3月4日-13日までアメリカのニューヨークに行ったので、感想と行った場所のまとめ。

まずは[感想]。なんとなくジャンル別です。因みにはじめての海外旅行なので必然的に日本との比較。

・人が個人として存在している 店に行っても日本は「店員さん」っていうアノニマスな感じだけど、アメリカでは1人の人間という感じ 人によってフレンドリーだったりかなり無愛想だったり個性的 ホームレスも堂々として

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世界よ美大になれ

世界よ美大になれ

僕が高校生くらいまで受けてきた学校教育や、日本社会に対して思うこと、それはあまりに「画一的である」ということだ。

こう言ってしまうと、その意見自体が酷く没個性的でありふれているように感じる。しかし、そういった意見自体がもはや聞き飽きたと感じるくらいに言語化されているということ。つまり「画一的だ」「没個性的だ」「窮屈だ」ということを、その社会に暮らす人自身が言語化できてしまうという点にまず問題があ

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無関心について

無関心について

 東京は冷たいという人もいるが、僕はそうは思わない。ただ、立ち止まることさえ許してくれれば、東京という街が僕は好きだ。
 ホームで電車を待っている時、向かい側にいる誰かのことを考える。慌ただしく階段を降りてきて、電車を逃す人、笑いながらイヤホン越しの誰かと会話する人、僕と同じようにただこちら側をぼーっと眺めている人。あらゆる人の風景が一様に直線上に並んでいる。

 会社の飲み会で、誰とも話さずにつ

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