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コレクティブ(修正)エクササイズの順番は考える必要はあるのか

 今回はコレクティブエクササイズを始めるにあたって『エクササイズの順番は考える必要はあるのか』について書いていきたいと思います。

コレクティブエクササイズとは?

 そもそもコレクティブエクササイズはどのような時に行うものでしょうか?身体の不均衡や代償動作に対処、修正し、トレーニング中や日常生活における運動の全体的な質を向上させることを目的としたエクササイズで、解剖学的な関節可動域や姿勢、協調運動を行うことができずかつ痛みを伴わない(理学療法の範疇ではない)場合に行うエクササイズの事をコレクティブエクササイズと言っております。

コレクティブエクササイズを提供する前に

 コレクティブエクササイズを提供するには、『どこを』と『なぜ』修正するのかを明確にする必要があります。そのための評価方法はいくつかありますが、私が良いと思うのがFMS®️(functional movement screen)という評価方法です。この評価方法はグレイクック氏とリーバートン氏によって考案されたもので、動作で最も大きく欠如した部分を見つけ出し、制限や左右非対称性を示し、必要によっては詳細な評価もできることが優秀な評価方法だと思います。 

コレクティブエクササイズの順序

 コレクティブエクササイズの内容は体の状態によって変わります。例えば硬さが問題であれば硬さを取ることから始めるべきですし、動作に問題があるときはどのレベルの負荷が適正かによって変わります。この適正な運動を順序よく行うことが重要なポイントです。

それでは、私が行なっているエクササイズの順序を説明します。
①、柔軟性の改善
②、立位ではなく負荷の軽い運動(両足・片脚)
③、立位での負荷の軽い運動〜中程度の運動(両足・片脚)
④、ストレングストレーニング
 私はこの順序でエクササイズを進めていきます。例えば柔軟性に問題がない場合は、立位ではなく負荷のかからない運動をおこないます。その後に立位で負荷をかけていきます。『立位』か『立位ではない』運動の違いは、立位では脊柱が重力を受け姿勢保持をするというタスクをこなします。この状態でエクササイズを行うと複数のタスクをこなし複雑になるため、立位と分けてエクササイズを進めていきます。そして最後にストレングスのトレーニングを行うことで統合していきます。このトレーニングは①から④まで一度のトレーニングの中で行います。

まとめ

 今回はこれクティブエクササイズの順番についてまとめていきました。いくつか私が大切にしていることを書かしていただきましたが、あくまでも私が学んできたことの大切な事です。これが皆さんが学んだ大切なことにプラスαとしてお役に立てれば嬉しいなと思っています。

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