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痛みを取るためにする運動の前に必要なこと。

 こんにちは。今日は痛みを取るために運動をしようと思っている方に、本当にそれ運動をするべきなのかを判断できるように、そして本当は専門家に診てもらったほうが良いと言うお話をしてみようと思います。

今日の内容は・・・
①、どうやって痛みが出たのか
②、安静時、動作時どのタイミングで痛みがあるのか
③、どのような動作で痛みがあるのか
上記3点を考えることで今の自分に何が必要なのかのを考えられるようになります。

①、どうやって痛みが出たのか

 まずは痛みが出た原因は何かということです。その痛みが出た時にハッキリとした原因があるのならば、急性の筋収縮関節の運動障害による痛みの可能性があります。この場合、運動をしてしまうと痛みが強くなる可能性があるので医療機関を受診しましょう。そうではなく、慢性的に痛みがある場合は②に考えを移していきます。

②、安静時、動作時どのタイミングで痛みがあるか

 次に急激に痛みが出た場合でも気を付けたいことがあります。それは、安静時そして夜になると痛みが増強するという場合です。このような時は、医師に診察をしてもらいましょう。なぜかは以下で実例とともに説明しますね。

当院に初診でいらっしゃった患者様の訴えです。

a. ベットから立ち上がった時に痛みが出た。
b. 日中はそこまで痛みはない。
c. 圧痛はなし、運動痛は捻ると痛い。
d. 寝ると痛みが出てくる。

このような訴えがありました。単純に考えてしまえば筋肉が緊張したのかな?とか考えてしまいそうですが、症状に違和感を感じたため医師に精査を依頼しました。そして精査の結果、内臓に悪性新生物(癌)が見つかったという回答をいただきました。
 この時に震えたことは、動作時の痛みが顕著であれば筋肉の緊張やそれに関わる筋肉の機能低下を疑って運動を選んでしまうこともあると言う事です。このように体内での変化によっても『痛み』で表現してくるのも体の特徴ですのでしっかりと自分の体と向き合う必要があります。

③、どのような動作で痛みがあるのか

 腰であればお辞儀をすると痛いのか、反ると痛いのか。姿勢や動作をすることで筋肉の緊張や機能不全がわかり、必要な運動を考えることができます。同じお辞儀でも多裂筋の過緊張もあれば臀筋の過緊張、姿勢からの臀筋、ハムストリングスの機能不全と問題点が違います。

終わりに

 『Exercise is Medicine=運動は良薬』という言葉があります。腰や膝に痛みがある場合にはこの運動だと決めつけず、専門の人に見てもらうようにして下さい。どんな痛みでも状態の判断をし運動を処方することで初めて良薬となります。


それでは今回はこの辺で終わりたいと思います。
みなさんの健康を祈っております。またお会いしましょうね。

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