「ユニファ」というステキな会社を知ってほしい

埼玉県がこの9月から「スマート保育園」化へ向けた実証実験を始めるとのこと。プレスリリースなのでかなりカッチリした口ぶりで書かれていますが、つまりは保育園での仕事の一部をITでカバーして、保育士さんの負担を減らしていこう、という試みです。

今回の取り組みの連携企業としてキーになるのが、ユニファ株式会社さんが開発するサービス「ルクミー

午睡チェック・フォト・体温計と保育士さんのお仕事をサポートするサービスで、たとえば「ルクミー午睡チェック」は、お昼寝する園児の服に小さなセンサーを取り付け、「うつぶせ寝」など危険な体勢で園児が寝ていたらセンサーが教えてくれるというもの。

保育士は仕事が多い! 園児を寝かせている間は楽ができるなんてことはなく、なにか起きたらすぐに対応しなければいけません。センサーが働いてくれれば「午睡中ずっと気を張っている」ということは無くなるので、それだけでも負担は減ってくれそうですよね。

その間、保育士は少しでも気が休まりますし、ほかの仕事を進められるかもしれない。残業が多く割に合わないことも、保育士資格を持ちながらも保育士が増えない背景にありますから、テクノロジーの発達は保育士不足解消の一助としても大いに期待できそう。

↓こちらは、ルクミーの運営・開発に携わるユニファの赤沼さんのインタビュー記事。

このインタビュー、すごく良いと思いませんか???

赤沼さんはインタビューのなかで次のようにおっしゃっています。

赤沼: 保育園に新しいシステムを入れるとなると、その使い方を覚えたりしないといけませんよね。忙しい保育士さんからすれば「これ以上覚えなきゃいけないんですか?」と思ってしまうのは当然です。

ルクミーでは開発自体よりも、前段階である企画・検証の綿密な話し合いに時間をかけたという赤沼さん。「保育士さんの負担を減らしたい」と作られたシステムが複雑になってしまっては、使い方を覚える時間が負担になってしまう。

実際に保育園を訪れてのヒアリング、子育て世代も多く携わる開発メンバー個々の経験も踏まえ、現場の声に即した丁寧な検討と配慮によって生まれたサービスとあれば、かなり期待と安心を抱けることと思います……!そんな優しさをありありと感じられるので、ぜひ記事を読んでほしいです。私はちょっと感動しました。

保育士の仕事を奪うのではなく、「やらなくてもいいこと」を簡略化する。そのスキルを尊重しているからこそ、園児とのコミュニケーションをはじめ本来やるべき仕事に集中してもらう――それがルクミーの根底にある気持ちなのだと思います。

保育士、保育園の負担を減らそう、「困った」を解決しようとする様々な技術・取り組みを知ると嬉しくなります。我々も模索していかねば。


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