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【運動脳】を読んだら運動スイッチが押された

運動が身体に良いことは、大体の人が知っている。

しかし、知っているからと言って実際に行っているかというと言うと、そうでもない。

週3日、30分のランニングをしていますか?と問われれば、私の答えはNoだ。

なぜ、やらないのですか?と問われれば、決まった時間に走る余裕がないから、、、と言い訳をするだろう。

時間はある。

しかし、体調が悪かったり、他に優先させたい事があったりして、週3回の30分すら時間を作れない、と思っている。

それ程、有酸素運動と言うものは、最重要案件であるのに後回しにされやすいものだ。

何事にも影響されやすい私は、『運動脳』を読んで完全に運動スイッチが入ってしまった。

そう、この本は運動スイッチをONにしてくれる魔法の書籍だ。

『スマホ脳』は読んでいないが、余りにも『運動脳』が面白かったので読んでみようと思う。

🌟運動をするとストレスに強くなる

日常生活でドキドキする場面と、運動をして心臓がドクドクする現象は似ている。

運動して心拍数が上がってドキドキの訓練をしていると、日常生活での緊張に強くなることが分かった。

そのメカニズムについては、難しくて説明出来ないが、心拍数を上げる位の運動を取り入れる事は、ストレスにさらされた時に打ち勝つ力を養ってくれる。

🌟運動は記憶力を向上させてくれる

有酸素運動を30分ほど行うと、海馬の機能が衰えない。試合等のパフォーマンス向上にも効果的である。

脳の老化が食い止められるなら、歩くしかない。

🌟うつ病の薬より運動の方が効果的

気分が優れない時、運動を行うと気分が晴れる事は実感として分かっていたが、ホルモン数値等のエビデンスを示されて説明されるとより納得出来た。
副作用もなく効果があるなら、なぜ薬など飲むのだろう?
私はうつ病になっても、絶対に薬は飲まない。
ランニングをした方が、効果的なことは本書からも自己の経験からも実証済みだ。

🌟BDNFが脳の細胞同士のつながりを強化し、それにより記憶力も強化される

自殺する人はBDNF値が少ない。運動をしてBDNFが増える事で、脳細胞が増え意欲減退を防ぐ。

【まとめ】
運動(有酸素運動)をしている事で、やる気が出るようになって、ストレスに強くなり、記憶力も衰えない。

身体の為だけでなく、心の健康の為に運動を継続することは非常に重要。でも、この週3日、30分は私自身ムリだと分かっているので、歩ける時に歩く事と、駅の階段で心拍数を上げることは実践出来ることだろう。

どうしても週3日30分と表示されてしまうと、このノルマをこなせなかったらアウト!みたいな感じになってしまうが、一生続けるのだから、気が向いた時に歩けば良いと思う。やる気になるのは、結構簡単だけれども、継続するのは意外と難しいのが運動だ。

人には人のペースがある。
運動嫌いの人がやる気になっても、なかなか続かない。自分がムリなく続けられるペースを知り、それを維持していくことが出来れば上出来だろう。

心のやる気が低迷気味の私には、運動は最高の処方箋となっている。それを身を持って体感しているからこそ、『運動脳』は買って良かった一冊となった。

『死にたくなったら運動をしよう』
多くの才能溢れる芸能人や、まだ花啓く前の若者が自ら命を絶ってしまうニュースを見聞きする度に、思うこと。

若かりし頃にトレーニングを受けてくれた、神田さやかさんの事を思うと、尚更悔やまれる。
運動にはどんな不安も恐怖も和らげてくれる力がある。

自分で自分を、励ますことも慰めることも癒すことも出来るのが、運動だと思う。

運動をしていれば、自分で自分を立て直す事が出来るのだ。

元気だから運動するのではない。

元気じゃないから運動するのだ。

元気になるために運動するのだ。

だって、私は脳から出ているホルモンによって動かされているのだから。

気分なんてそのホルモンでいかようにも変化する。

ダメな自分、死にたい自分、無気力な自分、それらと戦い続ける為に、私は身体が動く限り、運動を続けるのだろう。

そして、そんな仲間を増やす事が生きがいになっていくのだろう。

過度なプレッシャーがかかる経営者や研究者、ビジネスパーソンが、こぞってランニング等の運動を日課にしているのも、そのプレッシャーをはね除ける効果が運動にはあるからだと実感しているからだろう。

色々な事に納得が出来る、学びの多い一冊であった。



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