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MOTTAINAIの国に生まれ育ち

ミスターセンクスたるもの
ミエナイトコロにも気を使う
つまりイカしたおじさんであるべきだ
イカの匂いがしたおじさんではなく
イカしたおじさんである

パンティーに穴が空いていた
勝負パンツだと言って買ってもらった
一流ブランドユニクロの赤パンである

敗れた部分は当然スティック部分だ
そう言いたいという願望である
毎日突き破るほどのテンションを受ければ
女性は当然のこと
世界のユニクロの布もひとたまりもないだろう

敗れたのはスティックとホールの間くらいの
縫い目の部分である
全くテンションがかかる部分ではなく
ただ擦り切れるように破れていた
よく見れば全体的に記事は薄く
哀愁さえも感じるほどである

私はこのパンティを何年履いただろうか
もう覚えてもいない
そう佇むミスターセンクスにさえも
哀愁を感じるほどである

最近ではアップサイクルという活動が盛んだ
リサイクルに似た言葉であるが
捨ててしまうようなものに新たな付加価値をつけて
商品やサービスを開発している人がたくさんいる

実現アイデアが大事になってくる
現在の業界では必要がないと思われているものも
違う業界では貴重な材料であることがある
それは業界だけではなく空間や時間でも言える

ミスターセンクスのパンティはこれまで
ファンの子たちがオークションで競い
お金持ち女子たちの手に渡っていったわけだが
さらなるアップサイクルができないものか
2023年はちらっと考えてみたいと思う

そう考えたセンクスは
穴の空いたパンティーを
おもむろに履き始めるのである

MOTTAINAIの国で生まれたワレワレは
ものを大切にするという価値観を持っている
捨てるのではなく直して使い続ける文化
それでも物はいつか寿命を迎え
捨てられる時がやってくる
そういうものに付加価値をつけて
新たな命を吹き込むという取り組み
ミスターセンクスもひと肌脱ぎたい分野である

パンティーは履いてるけどね!
みすぼらしくてラボブー!
MOTTAINAI!

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