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ジルと元号

スターバックスで知り合ったジルさんというアメリカ人の女性がいる。
出身はシアトルだが、日本に移住し英会話の先生をしている。

ジルさんは50代だが、非常に陽気で明るく、どこか可愛らしさを感じる女性だ。
日本文化に対してとても好奇心が強く、アニメも大好きらしい。

昨日のこと、ジルさんに元号について聞かれた。
Facebookでアメリカの友達と話していた時に、元号ってなんなんだ?
日本では今何が起きているんだ?と聞かれたらしい。

なるほど確かに、アメリカには天皇という存在もなければ、元号という感覚もない。話してみると、アメリカでは基本西暦で、あっても21世紀みたいな単位ということだ。

アメリカ人に元号を説明するのはなかなか難儀なことだと思った。
そしてそもそも日本人である自分が、皇族のことや元号についてあまり知識がない。
ごく簡単に、日本には天皇という象徴が存在すること、天皇の退位と側位の切り替えのタイミングで元号が変わるということだけ伝えた。
生前退位であることや、元号の由来なども伝えたかったが、そこまでの語彙力が自分にはなかった。

こんな時に英語の語彙力の無さを悔やむ。
ちなみに先日ブログに書いた、サムライアクセントについても聞いてみた。
ジルさん曰く、
・サムライアクセントという言葉は使わないが、ジャパニーズアクセントという言葉はある。
・ジャパニーズアクセントは十分通じる。
・ネイティブとかいうけど、アメリカでも色々なアクセントがあるし、イギリス人やフランス人が話す英語も相当アクセントに特徴があるから、ジャパニーズアクセントがあって当然。
ジルさんはいつも私の英語を褒めて伸ばしてくれる。
発音や言葉の選択を気にするよりも、相手に伝えることを重視して英語の勉強に励みたい。

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