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たこ焼きマスターが教えてくれたこと

家の近くにたこ焼き屋ができた
数ヶ月前にオープンして以来
何度か通うようになった店である

たこ焼きとパリパリクレープを売りにする
少し変わった感じのお店なのだが
60歳を越えているだろう店主は
30年近くたこ焼きを焼いてきた
そこまでいけばたこ焼きマスターであり
もはや人間ではなくタコなのかもしれない

しかしタコにはパリパリクレープは焼けないから
おそらく人間なのだとは思うが
そもそもパリパリクレープは何処からきたのだろう

長いたこ焼き人生のどこかで出会ったそれは
パリパリをうたうだけあってパリパリである
本格的に美味しいたこ焼きと
特徴のあるパリパリクレープ
実力派のこのお店はあっという間に人気店になったが
「たこクレープ」なる独創的な新メニューが登場した

パリパリクレープ生地にたこ焼きが四個入っている
クレープを食べるノリでたこ焼きが口に入ってくるので
やけど注意報どころか警報レベルであるが
計算され尽くされた美味しさがある

たこ焼きの熱さに涙目になりながら
ミスターセンクスが思ったこと
店主のチャレンジ精神である
30年近くたこ焼き道を進んできた
超職人が生み出したのは
クレープとたこ焼きの融合である
言ってしまえば和洋折衷なのであるが
そこには色々な葛藤があったのではないか
そんな事を思うとこの涙はなんなのだろうか
そう思ってしまうセンチメンタルセンクスも
チャレンジすることに年齢は関係ないと
たこ焼き師匠からの熱いメッセージを受け取り
モティベートされたわけである

情熱とたこ焼きの温度は同じだから
そう答えるたこ焼き師匠の汗は
タコが生まれた海の水よりも塩っぽかった

という紹介記事を書きたいと思えるほどである
ご馳走様んマン!!

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