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郵便番号っ!宛名っ!住所っ!

春から社会人になったフレッシャーズ諸君へ。
大学を卒業し社会に出て1ヶ月余、右も左もわからない状態でしょう。
いいんですよ、わからなくて当たり前。
初めからわかる人が欲しければ、中途を雇えばいいんだから。

この書類をこのお客さんに郵送したいから、封筒に宛名を書いておいてと依頼した私は二度見した。いや3度見した。

〒000-0000
株式会社センクス 石川様
東京都千代田区永田町0丁目0−0

お、おう。これは新しい。

彼が悪いのではないと思う。
私の年代であっても、昔よりも文字を書くと言うことは極端に減った。
20代前半の彼は文字を書くことなどほとんどないのではないだろうか。

「文をしたためる」という文化はいつの間にかフリック入力に変わってしまった。
その便利さを世界が容認した結果、私の目の前でこういうことが起こった。

ああなんと嘆かわしい。
アナログとは何か、文化とは何か。
残る文化と廃れる文化の違いはどこにあるのだろうか。

しかし私もまた、デジタル文化の囚人である。
結婚式の招待状の返信でさえ、どのように書いたらいいかわからなくなることがある。

先人が残してくれた、古き良き文化である。
しかし現代には、自分の世代では、生きていくのに必要ないことがたくさんある。
知らなくても恥をかかない事という表現のが適切かもしれないが。

ぐーるぐるなのでぐーぐる先生にでも聞いてみる。

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