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どっちにしたって後悔するなら

二兎を追う者は一兎をも得ず。
欲張って多くを求めれば何も得られない。
やって後悔したこともあるし、
やらなくて後悔したこともある。

人生の中で心底満足のいく結果を得られたことは何度あっただろうか。
最上思考という属性を持つミスターセンクスは、
昨日の自分よりも今日の自分という思考パターンにあるらしく、
常に上を目指していないと気が済まないのである。

心底満足といえる結果を感じたことはないかもしれない。
一時的にはそれを感じたかもしれないが、
その次のタイミングにはすでにその上を目指しているような気がする。

天国は存在しない、もしくは一瞬しか滞在できない場所であり、
その他はやって後悔するかやらなくて後悔するかの人生である。
どっちにしたって後悔するのであれば、
やるかやらないかは自分の心の向くままに従うべきだ。
百兎を追おうが、間違って猪を得ようがお構いなしである。

今日は自分に対して思いっきり無茶振りした日だった。
一度やらないと決めたことだが、
夕方あたりから心がざわつき始め、
気づけばその決断を覆していたのである。

普段は2週間ほどかけることを1時間でこなした。
あるプレゼン資料である。
見返せば荒さが目立つ。
しかし妙なリズム感を感じる。

どうせこれからやっても良い結果にはならないという悪魔と
やらなければ後味の悪い後悔が残るぞという悪魔が戦っていた。
どっちも後悔するのだから、どっちも悪魔である。

しかしなんだろう、この妙な達成感は。
やってやったぜ!的な感覚が頭を支配している。
しかし油断してはいけない。
目的なく無計画なやった感はそれ自体が悪魔である。

そんな悪魔的の声を聞きながら
ミスターセンクスはアクメに達するのであった。

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