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夢を続きから再生する方法が知りたい

その日、私は外国の美女と南国のリゾートにいた。
あれはカリフォルニア州サンフランシスコに違いない。
美女と手を繋ぎ、海に行ったり美味しいものを食べたり、
ビーチでビールを飲んではしゃいだりしていたと思う。
きっといい感じのプールつきホテルに泊まり、
ゆったりと水に浸かりながら過ごす日もあったであろう。
超具体的に言えば、MikePerry先生のOceanのMVそのままの光景だったのだ。

美女とムフフでいい感じになった時、
無残にもその美女はビジョンからいなくなってしまったのである。
美女とビジョン、いいじゃないか。これは後日のブログタイトルだ。

そう、御察しの通り私が見ていたのは夢だったのだ。
不覚にも起きてしまったために美女は消え去った。
なんということだろう。今いいところだったのだ。

後悔した私はすぐさま、再び眠りの体制に入った。
つまりすぐに眠れば、続きが見られると思ったのだ。

次に訪れた眠りで見たものは、全くの無だった。
続きを再生するばかりか、夢さえも見なかったのだ。

夢の続きを見る方法はあるのだろうかと、G先生に聞いてみる。
世の中には同じようなことを考えている人がいるもので、
いとも簡単に情報が出てきた。

大まかに言うと次の3つらしい。
①見た夢を全部書き出す→もう忘れた
②潜在意識に働きかける→顕在意識さえコントロールできない
③明晰夢で見る→メイセキム?

私には大抵無理そうな方法ばかりだった。
夢に関する研究は今日も続いており、わかっていないことが多いと聞く。
恐らくコレダ!と言う方法はないのだろう。

誰が考えたか知らないが、一時停止という機能はとても合理的だ。
冷蔵庫からビールを取りに行くにしても、トイレに行くにしても、
リモコンを押せばその場で止まって待っていてくれる。

しかしどうだろうか。
見たいものが見られるこの世の中で、
私の夢の中の美女は見たいのに見られない存在なのだ。
研究が進めば、夢の続きを見る方法は見つかるかもしれない。
しかし見たいのに見られないこの淡い気持ちは悪くないものである。
そういった感覚は人間に備わった特有の感情であり、
利便性や合理性を求めすぎた結果それが失われてしまうのは良くないと思う。

まぁでもそんなことはどうでもいい。
私はまたサンフランシスコで美女と戯れたいのだ。
夢に依存するのはやめ、実現する方法を考えていきたいと思う次第だ。

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