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城山文庫の書棚から013『担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座』伊藤大輔 2017 日本実業出版社

タイトルの通り、プロジェクトマネージャーとして業務を行う前の基本の「キ」として読む教科書のような立ち位置でとても参考になる良書である。

世界的な知識体系であるPMBOKは、とても理解しづらく、PMBOKを解説している教本も実践的な内容が少ない中、体系的なプロジェクトマネジメント論を(一般的なPMとしては)実践的な記載や図解により、網羅的に記載されている。(*アジャイル特化のPMBOK第7版改訂前の内容)

本書には、プロジェクトとは「独自の目的や目標を未来に設定した不確実性を持つ行いであること」と明確に記載され、プロジェクトマネジメントは、その不確実の中で目的や目標の達成確度を高めるために学ぶべきものであると結論付けています。

不確実性を持つプロジェクトをどう管理すべきなのか。

様々なステークホルダーとどうプロジェクトを創り上げるべきなのか。

各々が進めているプロジェクトで抱えている課題や疑問を今一度、体系的な視点から見つめ直すのに役立ててつつ、建設PMに落とし込むにはどうすべきかを考えながら読み進めてもらうのが良いのではないか。

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