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今こそ「実験思考」を。

最近の世の流れを見ていて、ひとところに依存するリスクを身に染みて感じている。仕事内容、取引先、住む場所など。

「自立とは複数の”依存先”を持つこと」と誰かが言っていたけれど、まさにリスクを想定してピボットできるようなビジネスモデルやポートフォリオの必要性を感じている人、生き方を見直すか、、と感じている人、多いのではないか。

自分自身も幸い影響がほとんどなかったとは言え、やはり危機感は覚えていて、もっとキャッシュを貯めておこう、とか息の長い仕事を始めねば、とかいろいろなことを考えている。

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そんな中、あるスタートアップの代表の方と新しい仕事に関する会話をしていたときのこと。
興味のある分野についてなにげなく
 「あんまり経験はないんですけど実験してみたいなあと思ってて。
と言ったら

やりたいことがあるならうちで実験してみなよ。絶対楽しいよ。なんでもやってみないと始まらないから」と言ってくれた。

1人がゆえにリスクを負いにくく、スキルの幅を広げる余白がせまい個人事業主にとっては、こういう人の存在はありがたい。悶々と悩むより言ってみるものだ。(ちなみにその会社に入社するということではなくパートナーシップの話)

聞けばそれなりにコロナの影響は受けているらしいのだけれど、未来を見ている人はどんな事態でもなお旺盛さを失わないのだ、と感心した。

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実験思考の有用性
その後も「実験」という概念について考えていた。
この考え方はあらゆる場面で有用で、改めてインストールできると人も組織もより軽やかになるのではないか。

VUCAの時代ですよ、と言われて久しいが、突然多くの人の目前に、本当に不確実な状態がふってきた今。

嘆きたくなるし不満も言いたくなるけれど、流れに身を委ねきるのではなく「意外とこうやったらうまくいくんじゃない?」「ダメだったらやり方を変えれば良いじゃん」という脳内実験モードに入ると、また違った見え方ができたりするんじゃないだろうか。
(もちろん、そんな次元ではない深刻な状況もたくさんあるとは思うけれど)

組織にしてもそうで、日常的にトライアルと改善を繰り返す文化があれば、不測の事態への対応もスピードが違う。

実験して、アジャイル的にまわしていくことで、パラダイムを変えるチャンスを狙う。失敗してもそれはひとつの実験結果でしかない。

そう捉えて、騒ぎが収束(終息)した後に良い変化が生まれていたらラッキーだ。

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さて、今日は金曜日。久々に外食にいきます。お肉!
早く夜の街がにぎやかに戻りますように。



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