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今行ける海外「イギリス・YMSビザ」に当選

コロナで海外に行けるのはいつになるのかなあ。と漠然とおもっていた2020年12月。1月からはまた緊急事態宣言でとりあえず海外は二の次感がありましたよね。

私は2020年オーストラリアに移住予定でしたが、コロナによって中止を余儀なくされ、そこからは路頭に迷うようにこれから何を目標にしていったら良いか分からずただコロナと仕事がなくなる不安に怯えながらあっという間の2020年を過ごしていたように思います。

そんな2020 年12月。

SNSでイギリスに移住しましたーという内容をちらほらと見かけるように。

え、このコロナ禍でも海外って行けるの?って疑問に思いながら、ちょっと調べて見ると【YMSビザ】というものがイギリスにはあってこの現状でも受け入れていると!

それには定員があって、多数の応募の中から当選するとビザを申請でき、今の状況でも入国できるるというものでした。

結論をいうと、私はこのイギリスに長期で滞在できる[Youth Mobility Scheme VISA] (通称YMS)に当選しました。


今日の内容はこのコロナ禍でも海外に行けるYMSビザについて大枠を紹介しようと思います。

私と同じように、2020年から漠然と海外行きを諦めてしまっているそこのアナタの「もしかして!私も海外いけるのかな!」という点火剤の役割になれたら嬉しいです。


目次
・YMSビザとは(概要)
・応募資格
・抽選方法
・渡英までの流れ
・著者の体験談とメッセージ


■YMSビザとは
Youth mobility scheme =若者がイギリスに来ることを支援するビザ(独自解釈)

日本国籍者が対象となる定員は1,000名です。1月に行われる第1回抽選で800名が選ばれ、残った枠が2021年7月に行われる第2回抽選で選ばれます。申請が許可されると、英国に最長2年間の滞在、就労及び就学が可能です。
https://www.gov.uk/government/news/first-ballot-of-the-2021-youth-mobility-scheme-for-japanese-nationals.ja

端的にいうと、2年間イギリスに滞在できて、働くことができるなんとも便利なビザなんです。
このビザのポイントは「若者」「抽選」ということです。以下に詳しく説明します。

■応募資格
・18歳以上30歳以下(申請時なので渡航の時は31歳になっていても◎)
・定員 1年で1000人(2021年は1500人に増加予定)
・銀行口座に一定の金額が貯蓄されていること(最低28日間)
・就労目的であること(個人事業主でも良い)

オーストラリアやカナダなどの有名どころのワーキングホリデー制度(別記事で説明しますね)を知っていれば年齢や就労の点では似たような制度だとイメージがつきやすいかもしれません。(正確にはYMSはワーキングホリデーではないです)

銀行口座の貯蓄額が一番の難関かもしれないですが、働いていて貯蓄がある人、親からの援助を受けられる状態であればそこまで難しい条件はなさそうです。貯蓄額は不定期で変動があるので具体的な金額は募集のタイミングで確認してください。

私がこのYMSを知ったのは募集の1週間前ほどで、とてもタイムリーでした。定員が1000人(日本)だったので、まあ無理だろうなあという気持ちが8割でしたが、当たれば働けて生活もできそうだしなんとかなりそう。
本当に行きたい国のゲートが開くのを待っていたら20代が終わってしまう。
という思いだったので応募に踏み切りました。

イギリスやヨーロッパの知識はほとんどなくて「イギリスってどのあたりだろう・・?」って思いマップで調べるほどです。
衝撃は「イギリスって島国なの!?」、、、笑
(地理弱すぎですね)

■抽選方法
・決められた日程(2日間)の間に指定のメールアドレスに下記を入力して送る
* Name:名前
* Date of birth:誕生日
* Passport Number:パスポート番号
* Mobile phone number:電話番号
・締め切り後にオートマティックに無作為で800人が選ばれる(1月800人/ 7月の後期で残り枠が選ばれる仕組み)
・抽選に当たっても、外れてもメールが届く
・当たってからが勝負


「え、これ送るだけ・・・?」と拍子抜けしたのがとても記憶にのこっています。
メールを送るだけなので特に費用もかかりません。

どうしても海外に行きたくて、でもいけなくてもがいていた2020年だったのに、コロナ禍でも行けて、こんなに簡単に応募できるなんて、知らないともったいないし、やはり調べること知っていることと知らないことでは大きく違うことを痛感しました。「もっと早く調べていたらよかった。」というのが正直な感想です。

そして抽選発表の2/1
職場で仕事をしながら何気なくメールをチェックすると。

This email confirms that you have been successfully chosen to apply for the 2021 Youth Mobility Scheme

このメールは2021年Youth Mobility Schemeへの申請が可能であることを通知するものです。あなたの応募メールが第1回抽選により選出されました。この通知をもってあなたは申請用紙作成及び予約の設定が可能となります。

というメールが来てました!

「Oh my god!!!」

最初は英文がズラズラ〜と書かれていて当選なのか落選なのか分かりづらいのですが、きちんと日本語訳も書かれていました。


「え、私イギリスに行けるの?」
一気に鳥肌がたちました。計画性があったわけではないし、絶対イギリスじゃないとって思っていたわけではありません。きっと本当に本当にイギリスに行きたくて何度も応募している方がいらっしゃるので恐縮ですが、私は驚いたし興奮したしワクワクしました。きっとこの反応に従っていくべきなんだと思いました。

チャンスはそうそうはきません。何気なくきた機会をチャンスと思うか、でも私には無理だと思うか。違いはそんな些細なことなんだと思います。

一気に海外行きが現実化していくのと同時に、準備しなければならないこと、この時期にいくからこその仕事や資金面の不安も襲ってきます。

まずは今後のながれを見ていきましょう。


■ 渡英までの流れ
①いつ渡英したいか、できるのかスケジュールを決める
いつでも行けるわけではありません。期限は決められていますが、年度によって変動があったりするので、英国政府のサイトで確認が必要です。

②オンライン申請と支払い期限までにビザ申請料金と保険料金(2年分)を支払う
2/1に当選メールが来て3/1までには申請料金(約37,000)、滞在中の保険料(約140,000円)を支払う

当選メールがくればビザが下りるというわけではありません、ここからが大切で【自分が何者】であるかを証明していく必要があります。
申請の内容は別記事で説明します。


とにかく高いですね。。保険料に関しては値上がりしています。この金額も目安と思ってください。なおこの金額は最初に説明した口座残高の証明の金額以外から捻出しなければいけません。


③パスポートと書類をビザ申請センター(東京・大阪)に提出する
実際にセンターに行き自分のパスポートを提出必要があります。
行った際の体験談を別記事にまとめます。

④パスポートが返却されたら、そこに許可証が貼られている

⑤宿泊する場所の手配、フライトのチケットを入手する

私はこの記事の公開時点では③のビザセンターに行くところまで終えています、あとは返却されるのを待っているところです。 無事に許可が降りることをひたすら願う毎日です。
私がビザを申請するにあたり参考にしたページをご紹介させていただきます。興味を持った方はここから調べていくことをおすすめします。

◆ワーキングホリデーネット

https://workingholiday-net.com/UnitedKingdom/visa/evisa/Lottery.html



私が伝えたいのは、チャンスはどこにやって来るかわからないということです。元々海外には行きたくてでも漠然とコロナが落ち着くまで無理なんだと思っていて、まともに調べもしなかったのですが、チャンスは至る所にあって調べないと、自分から取りに行かないといけないんだと改めて感じた1年でした。

コロナが落ち着くのをまっていてもいつになるかわからない、そんな中で時間だけは平等に過ぎていってしまう。これほど悲しいことはありませんよね。

実際の経緯はまた記事にできるくらい長いので自分の記憶のためにもまとめていきたいと思います。

私は、2020年いろんなところで「コロナだから、、」ということを何度となく聞いてきたし、自分も何気なく言ってきたように思っています。
コロナで就職がうまくできなかった人、私のように海外に行きたかったけどいけなかった人、目の前の生活が困窮してしまった人、本当にそれぞれの生活があって事情があると思いますが、コロナを理由にチャレンジすること自体は諦めないでいきたいと思いました。

この記事で、いろんなことをコロナを理由に諦めている人、海外にいきたいけど、いけないと思っている人に届けば嬉しいと思います。



■ライター:A Y A N A 

東北の田舎街で生まれ育つ。学生時代の修学旅行で初の海外に行き「世界がこんなにも広い、私の知らない世界が沢山ある」と感動し海外旅行、移住に興味を持ち始める。

2015年オーストラリアワーキングホリデー、学生ビザ留学
2021年秋イギリス移住予定

日本は素晴らしい国だけれど、必ずしも自分に合うとは限らない。自分にあった世界で自分らしく幸せに生きていくことを日本の同世代に広めていきたいです。

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