たまに、私が欲しいものってなんだろう？って思う。
ほとんど全てのものを手にしているはずなのに、
それでも、日々忙しく、生活をこなして、　そこまでして手に入れたいものって一体なんなんだ？って思う。
欲張りだなって。

本当の本当の本当は、
別に、たくさんのものがなくても、陽が登って、目を覚まして、足りる分だけのご飯を食べて、本を読んで、たまに眠って、たまに音楽を聴いて、またご飯を食べて、あとは、眠るだけ。
これでいいんじゃないの？って。
これをするための、ほんの少しのお金があれば、充分なんじゃないの？って、思っているのに、

活動を、好奇心を、知ることを、知り合うことを、止められない。
本当はもう、この胸の中にある。という実感を、スルーして、刺激的な何かを欲してしまう。

まぁ、これも人生か。
そうやって、競争したり、勝ったり負けたり、いや果たして、勝ち負けってなんなん？って感じもするけど、
でも、そういうことをすることで、経済が回ったりもするもんね。
だから、無駄じゃない。
消費も浪費も労働も過労も、全部無駄ではない、と思いたいけど、

立ち止まって“生活”をしてみたい。
という欲を、今年もまた叶えてあげられなかったな。

それよりも、
もっと向上したい！！を優先してたから、
それはたくさん叶えたような気がする。結果向上したかどうかは置いといて。
向上するための行動をしたし、それを欲した一年だったと思う。



昨日、プライベートで、少し嬉しいことがあったから、
4歳の次女に
「ママの人生もまだまだこれからだわ」
と、何気なく伝えたんだけど、
そしたら、次女が、

「人生はまだあるもんね」　

と発言して、ちょっとびっくりした。　

「へぇ、まだあんの？」
と、知らんぷりして聞いたら

「そう、まだある。あと、人生にはお休みもある」　

なんて言うから、ちょっと面白くなって、ニヤニヤしながら

「じゃあさ、人生って一体なんなの？」
って聞いてみたんだけど

「ママ、人生って楽しいことだよ。あと、仕事をイヤイヤしないこと。イヤイヤしないでやったら、お休みがくるよ！それも全部楽しいってこと。」

と、かなり真髄をつくようなことを言い放ち、
更には、　

「だから、ママの今日は、人生だったんだね！人生は楽しいことだからね。あと、たまにちょっと踊ったりもする」

と言って、鼻歌を歌い出したのがとても良いなと思った。
ちょっと、たまんない気持ちになったし、私はこの子の親だけど、グッと来た。

嫌なこともある。全然ある。マジでムカつくって思う瞬間も本当にビックリするほどある。

けど、4歳児にとって…しかも私の血を引く4歳児にとって、
今のところ人生は楽しいのだと。
ちょっと踊ったりするくらい楽しいのだ、と。
思ってくれてることが、何より素晴らしいことなのでは？と思ったのでした。

昨日プライベートで起きた“いいこと”は、すごく嬉しかったし、何かを“得た”ような喜びを感じたんだけど、

次女が教えてくれた“人生の定義”を聞いて、
私はもう、それ以上のものを、持ってたんだって。
そうだったそうだった。私にはもうあるんだったって。
そんなふうに実感した、秋の嵐の日。

来年は、ガムシャラにやるんじゃなくて、
もう持ってるものと、まだ持ってないものと、絶対欲しいもの。を、整理する一年にしたいな。