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スポーツ経験ゼロのNPO職員がチャリティマラソンの寄付先団体の担当者になったら

国内マラソン大会で広まりつつある「チャリティ」について、3年間寄付先団体の担当者として行ってきたことをまとめたものです。

日本人のスポーツ選手の中で「チャリティ」の推奨が進んできて、サッカーの香川選手が給料の1%を寄付をする、野球の柳田選手がホームラン本数と連動した寄付をするなど、プロスポーツ選手の多くが寄付と密接に関わりはじめました。

スポーツとチャリティのコラボは、支援をすることが選手としての価値を上げることもあって、海外ではずっと前から当たり前のように行われてきた文化です。

マラソンという業界は、前述のサッカーや野球と比較すればプロがお金を持っているという構図でもないのですが、昨今、チャリティがテーマとして大きくなってきました。

他の「スポーツ×チャリティ」とは異なるコラボがみられるチャリティマラソンの分野でしばらくお仕事させてもらうなか、感じていることを自分の整理もかねてまとめてみました。

有料にしているのは、これで稼ぎたいと思っているわけでなく、不必要にこういった担当者レベルの事情を世に公開する価値はないと考えているからです。
そもそもチャリティマラソン担当者など国内に100人もいないでしょうから「本当に読みたい人」にご提供すべき情報にしたいと思っています。

<本記事で触れていること>
1.チャリティマラソンの背景と事情
2.チャリティの種類
3.チャリティランナーの属性
4.ランナーの募集の方法
5.有効だったランナーとのか関わり方
6.担当者としての工夫とコツ

本noteはチャリティランナーとして参加することを考えている方向けではなく、あくまで寄付先団体がどう頑張るかにフォーカスした記事となっておりますので、購読される際にはご注意ください。

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