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イビサ島に女性社長6人で!チームビルディングの気づき有り!

イビサ島での貸切クルージング

今回、一緒に行った行動派な女性経営者さんのツテで、クルーザーを貸切で、イビサ島の外周をクルーズしました。

天気は快晴で、少し風の強い日でした。


帆を掲げるポールはクルーザーについていましたが、帆はありませんでした。
エンジンの動力と、尾翼についている操作ハンドルで器用に船を操っているようでした。

帆のついていないポールを眺めながら、なんとなく考えていた気づきがあります。

この船はエンジンの力だけで、進むものでした。
風の影響をさほど受けることはなく、グングン進むことができます。
ムリな角度も割といけます。
ただし、エンジンを動かすためのガソリンがなくなれば、そこで動かなくなります。

パワー型の手段といいましょうか。
前進するエネルギーと、船頭の方向付けで進みます。
波風のたってない穏やかな海の方が、目的地につくのは簡単でしょう。

一方、帆で進む種類の船もあり、風の抵抗の力を動力に変え、向かい風や追い風を使って前に進みます。
自然界の「風」という力を読んで、器用に前に進むので、テクニックとしてとても難しいと思いますが、
一度身に付けてしまえば、ガソリンを食うことなく、前に進み続けることができます。

柔軟型の手段と感じます。
向かい風こそがチャンスで、この動力をものにできれば、ガソリンがなくともいくらでも進み続けることができます。
むしろ、風のない穏やかな海では、立ち往生してしまいます。
そして、風を使いこなせなければ、思わぬところに行ってしまいます。

2つの機能を併せ持った場合はどうなるのでしょうか?
エンジンで推進しながら、同時に帆をあげて風の動力も取り込むと、コントロールしなければならない、しかも質の違う2つの動力の相互作用も考慮しながらの運転になるので、非常に難しいでしょう。

同時ではなく、風のないときはエンジンを使ったパワー型、風が起きたらエンジンを切って帆に変える方法をとれば、もっとも効率が良いなとも思います。

このことを、ビジネスやチームビルディング に置き換えるとどういうことなのか考えて見ました。
一人が一艘の船を操縦し、艦隊のように複数船でフォーメーションを組んで遠くにいくイメージです。

パワー型の場合は、
先頭のリーダーが、方向性を示し、全船が同じ方向にすすみます。
風のない時には、そのまま全船が全力前進するので、とても速く進みそうです。
ただし、風が予想より大きかった時に、ガソリンを使いすぎて疲弊したり、停止してしまったりする可能性が高いです。

柔軟型の場合は、
風の受け止め方を、全船が共有しておく必要があります。
最初に共有するときは訓練が必要ですが、一度身に付けてしまえば、波風が立つほど、それを動力に変えて、ガソリンを使うことなく、全船が進みます。

近くまで、速く行きたかったらパワー型。
遠くまで、無限に行きたかったら柔軟型が良さそうです。
さらには、エンジンの強い船と、エンジンの弱い船をつなぎ、風のないときはエンジンで、風が立ったら帆に切り替える、というような高等なことができたら、最強です。

ビジネスや、チームビルディング においては、パワー型と柔軟型のハイブリッドが理想ですね。
波風のない平常時は、パワフルに同じ方向に速くすすみ、向かい風のように障害に直面したら、エンジンをきり、抵抗をやる理由に変えてモチベーションを燃やす組織です。

抵抗に負けるか、抵抗を揚力に変えるか、は誰が扱うか次第です。

実際、同じことが起こっていても、人によって反応が180度違うということはたくさんあります。

例えば、ビジネスの提案を他者にした時に、断られたとします。
Aさんは、その悔しさをやる理由に変えて、改善点があれば具体的にそれを学び、次の現場の肥やしにします。
Bさんは、否定されたことにがっかりし、ビジネスそのものをやめてしまった、、、という具合です。

他の例えでは、成果を後輩に抜かれてしまったとします。
Cさんは、悔しさをバネに現場を見直し、うまくいっている人から、素直に謙虚に学び、現場を改善して、結果・成果を作りました。
Dさんは、原因に向き合わず、抜かされたことからプライドを守るために、向いてなかったんだとやめてしまう、、、などです。

同じ現象なのに、人によって、受け取り方や、反応が全く異なるのです。

『事実は一つ。解釈は無数。』

このような、逆境がふりかかった時の、「解釈と反応」の仕方を、
成果に効果的な考え方になるように
組織を統一できたら、とても良いですね。
平常時に成果を作り、向かい風が起こったらもっと強い、という最強のチームを作れるのではないかなと思いました。

クルーズ船の貸切から学びを得たこと。

普段仕事仲間との現場の共有は、
現場のロープレや、スキルアップ、テクニック、行動目標の追いかけをメインとしたコミニュケーションになりがちです。
が、
そこではなく、『逆境が自分の身にふりかかったときの、解釈の仕方』をもっともっと共有しようと思いました。



イビサ島高級住宅地区


今日の格言

事実は一つ。解釈は無数。

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