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犯罪者をみて真似して、犯罪者になることが許される社会になってしまったのか?

悍ましい強盗殺人事件が報道され、「残忍で許しがたい」という思いと、「早く犯人が捕まって欲しい」との願いが沸くのが当たり前だと思っていた。
しかし報道後には、人に傷害を加えたり殺めたりすれば自分も金品を手に入れられると考え、積極的に犯人になる模倣犯が現れた。

人に恐怖と危害を加え、金品を強取することは、他の人もやっているから許されることなのか?
それは絶対にあり得ない。
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会社が始めた社外への広告のためのSNSは、社内の人間が罵詈雑言で社内の人間を罵る道具になり、見るに耐えなくなった。
誰かが誰かを罵ったら、「とんでもない許せない、社内教育しよう」とはならない。我も我もと犯人が多数となる。

誹謗中傷を真似、自殺や退職に追いやることは30代、40代の大人がすべきことか?
それは絶対にやってはいけない。
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自分の話しになる。
国家公務員のときに防災訓練というものがあった。災害時を想定し、歩いて最寄りの官公庁に出社しろというもの。勤務先の官公庁ではない、最寄りの官公庁ならどこでも良い。
例えば、朝6時から歩いたら始業までの2時間半、賃金が発生する。
しかし、毎朝のように遅刻するおじさんたちが朝6時から出社のために歩くなんてあり得ない。まして最寄りの官公庁のどこでも良いから出社であれば、1時間も歩けば充分な大都市であった。

私の上司は、「みんな」が違法行為で捕まることもある。ここの係だけは時間外労働としての賃金は請求しないように、自分の身は自分で守るようにと話した。

確かに、例え全員か賃金請求してもこれは違法であるに違いない。誰かを真似したから見逃してもらえるものではない。
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誰かが悪いことをやって得している、ずるい、だから自分もやって良いとは決してならない。それも報道を真似て、若い男性が複数人で金品のために一人を襲うのは、もっての他。

ネットだからバレないだろうと、他人を真似してターゲットについて書き込みをし続けて愉しむ人。誰かを真似して書いたから許される訳はない。
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犯罪者をみて、犯罪者になることが許される社会になってしまったのか?

法は抑止力を失い、
警察は未然防止できず、
ネットの書き込みは犯人特定にすら至らない。

せめて逮捕したからには、相応の罰をと思う。
だから、

排他的支配の及ぶ閉鎖された空間で、力の弱いお年寄りが、体力のある若い男性複数人に命も財産も奪われた。
それを模倣し、若い男性複数人で一人を襲い金品を強取する。
その恐怖に見合う罰を。

真面目に働いている人が、政治力の欠缺により、同僚にネットで誹謗中傷され続け、命や心の健康を奪われる。
その苦悩に見合う罰を。
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誰かもやっているから自分もやって良いことはあり得ない。
悪魔の真似で同じ様に金品が手に入っても、マウント欲を満たしてもそこに得はない。
それが出来る悪が、許され続けることはあり得ない。
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防災訓練で手に入る賃金は、僅か5000円程度。にもかかわらず、請求しない判断をしたのは私たちの係だけだった。

みんなに従い、僅か数千円のためにズルをすることが正常なのか?
人から金品を強取することを真似るのは仕方ないのか?
一緒に誹謗中傷することは、真似だから悪くないのか?

欲を満たすための模倣は致し方ないとの曲解に同情の余地はなく、ただの犯罪。その模倣を絶対に許さない社会になって欲しい。
犯罪者を作った社会ができるせめてもの償いとして。

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