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良いものも悪いものも、全て吸い取る能力とスピードがある。若いということ。

一昔前、女性はクリスマスケーキと同じで25を超えたら売れなくなると言われていたらしい。

なぜ25歳以下が良しとされていたのか、若く麗しいからか。きっとそれだけではないだろう。
最近になって私はその理由が少し分かるようになってきた。
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職場の25歳前後の従業員は、覚えが早い上、覚える分量も多い。教える間もなく次々と質問をしてきてくれて、みるみるうちに成長していく。
しかし、悪いものも素直にそのまま呑み込む。しかもそのスピードが早い。

転職先の法務5年目の30代男性は、自らがやりたい仕事を、自分のペースで進めるために、

深夜25時半などの理不尽な納期を付けたり、
契約書管理という創造性不要の辛い仕事を私の専属にし、
その間に私の仕事を持っていく。

もっともやりたくないことを他人にやらせ、自分はやりたいことだけをやるという手の人は、
どの職場にもいるものだから、疑問は上司や全体チャットに投げることで片せば良いと楽観的に考えた。

しかし問題は、30代男性を見ていた25歳前後のの子たちだった。
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とにかく純粋。

「この人に言えば面倒な仕事を代わりに引き受けてくれる。」
と私に対して感じたのだろう。本来彼ら自身が処理しなければならない業務を私のところに持ってくる。
ただし彼らに悪意はなく、素直に見て学んだということを感じる。

他方で、30代男性から感じるような自分の地位確立という利権のために他人をコントロールしたいというズルさはないように思う。
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この子達を見ていると、私自身が25歳の頃を思い出す。

仲良しグループでの会話は専ら恋愛だったが、主語は他人で交際相手すら他人次第だった。

「A君は奢ってくれる」
「B君は迎えに来てくれるし、奢ってくれる」
「だからB君の方がA君より私を好きだからB君がよい」

と言った具合に、他人の自分への愛情を比較し、その度合いで自分を好きでいてくれる人を恋人にしていた。

そこの主語は自分ではなかった。

会話にいつも疑問を感じ、「貴女はどうしたいの?」と尋ねる私が、人の意見を軽視するおかしな人だった。
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冒頭の話に戻ると、
女性は25歳までと言われていたのは、男性からしても、染まりやすい若い女性は、自分の理想の存在にすることができて、良かったのだろう。

染まりやすく、学びが多くて早いのは、成長に直結するかけがえのない利権だろう。それも今だからこそある、貴重な能力である。
しかし、だからこそ吸収すべき知識や教養を選んでもらいたい。

世の中には新しい発明や探求に値する未知なる世界がある。
例えば2022年のノーベル生理学・医学賞を受賞したスバンテ・ペーボ博士の、絶滅した人類の遺伝情報を解析する技術を確立し、人類の進化に関する研究なんて非常に興味深い。私自身が若ければ是非とも学び、活かしたいと思う。
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若いからこそできること、得られるものがある。
30代の私にはない吸収力を大いに自分の養分として活かして欲しい。だからこそ、吸収すべきものは選んでもらいたい。

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