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仕事への尊敬と成果を出すことへの期待で繋がっているチーム、侍ジャパンが羨ましい

私は永久管理職が牛耳っている組織にいるから、侍ジャパンを見て「若い」なのに「大人」で、羨ましいと思った。
打率が2割程度の村上選手に対し、私が見る限り「そのポディション、自分に譲れ」という選手はなく、チームメイトが打ってくれという期待と懇願の思いで見守っているように感じた。
侍ジャパンの四番、五番を「我こそは」と思う選手がいて、ここでレギュラーの座を奪おうと足を引っ張る選手がいても当然と思うにもかかわらず、私から見るとそんな選手はいなかった。
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チームを作ることは難しい。
上の思いが素晴らしくとも、中間層に行くと能力ある下を踏み潰す人間がいる。

いくら上の人間が下の者の能力を発揮させようとしても、
中間層が下の者に仕事をさせるのは能力を発揮させるためではないこともある。
自分が楽するために、自分の駒として従順に動かすため。だから、下の者の能力なんて構わない。
嘘もズルも、いじめも、悪口もお手のもの。そして悪い人間が上り得る。
いじめも社会に出たら生き残るための才能なのだろう。
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勿論、侍ジャパンには、世界が憧れる大谷翔平選手やダルビッシュ選手がいる。だから他の選手がファンになり、羨望からチームが纏まっている点もあるかもしれない。
しかし、次の大谷翔平選手になりたい、ダルビッシュ選手を超えたいと思うレベル高い選手は、
羨望のみならず「負けたくない」「自分が出て活躍したい」と思っても仕方ない。
にもかかわらず、私にはみんなでお互いの称賛し合っている様に見える。

人間の悪い面を表に出さず、
尊重し合う環境にしたのは、
栗山監督の才能だろう。
人と人とを
僻みやいじめ、恨みや妬みで繫げるのではなく、
信頼や期待、尊敬で繋げていく。
権力で補う恐怖政治によるチームではなく、理想の民主主義による政治。
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私がいる組織をみると、部長がミーティングで、「俺の言う通りにしないから、成績を落とす」と普通に話す。「俺の言う通りにしゃがんでいないから、辞めて」と普通に話す。
恐慌政治。

能力を称え合い、信頼しあい、試合に出られずともベンチからかけより喜び合う。
このような組織は、理想。
しかし、そんな組織を作りあげた人がいる。
そう思うと栗山監督のチームは、組織を作れない会社の社員にとって憧れ。
心から羨ましい。栗山監督がうちの会社にきて、直してくれないかなぁ。永久管理職で、喫煙室でタバコを吸いながらゲームに励むおじさんたちを切ってくれて構わないから。
そんな願望が沸くほどに、チームメイト各々が自分の能力を発揮し、良い仕事が出来る環境がある。
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人を食い合う組織ではなく、能力を発揮し合うチーム。そんなチームが勝ち上がることが嬉しい。

世界一になるべきチームは、能力・人への思いやり・人への敬意等あらゆる面から既に世界一なのだろう。

若い日本の青年たちが、全員、能力を発揮しきれるように。願いを込めて。
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皆様✨今日もご閲覧いただきありがとうございます。

ソフトボールをやっていた学生時代、上野由岐子選手が来てくださり、剛速球に圧倒されました。大谷選手や佐々木朗希選手の球の速度は、もっと速いかもしれないと思うと、想像を絶する未知の戦いです。
にもかかわらず、他人を尊重し合う選手の皆様の人間性に感服致します。

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