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中国人彼女「茜茜」と一緒にいることになったきっかけ(茜茜との出会い #1)

私あやさとには現在1年半の彼女がいるのですが、実は彼女は中国人。
馴れ初めは大学のゼミで一緒になったことでした。
茜茜(シーシー)と呼んでいます。
親が呼ぶ小さい子供への呼称だそうです。(間違ってるかも)

恋多きあやさとも、付き合うまでは自分が国際恋愛をするなんて思いもしませんでした。
なんなら大学で、中国語の単位落としてますし。
英語も学生時代一番苦手で、受験勉強の5割を英語に使ったのにもかかわらず一番成績が悪かったほどです。

そんなあやさとは大学時代に色々あって一時期、DMM英会話というネイティブ外国人にオンラインで英語を教えてもらうサービスをやっていました。
高校までの習った英語で毎回ドキドキしながら会話する中で、外国人の顔見知りがオンラインで出来たり、自分が海外を覗く第一歩がこの時です。
別に英語を手段とした明確な目的があるわけでもなく、その時はただ無性に何かをしたかったのです。
しいて言えば、父親といつか海外に行こうと約束をしていて、その時英語が使えるようになってたらいいなーという程度。

その時期に単独で海外に言った経験のある父親から
「現地の外国人に声をかけて仲良くしてもらえると、その人にとっては一生の思い出になる。お前は英語ができるんだから、外国人が日本で困っていたら声をかけてやれ」
的なことを言われ、英語できないんだけどな・・・と思ったのですが、
私どころじゃない、いわゆる「マジで」英語ができない父親が海外に行って現地の友達を作り、出川イングリッシュのことをほめちぎるようになったことから、その言葉には説得力がありました。なんなら一番響いたかも。

語学力じゃない、度胸だ。
これはDMM英会話をやるようになって強く実感したことです。
それに私みたいなただの日本人が話しかけるだけで幸せになってくれるのなら、これほどコスパ良い人助けもないわけですし。
そんなこんなで、日本に来た外国人が居たら優しくしてあげないとなーと思って大学3年へ進級した矢先、
とある中国のかしこ大学から我が大学に編入してくるということになり、しかも自分が所属しているゼミ(まぁクラスみたいなものです)にも留学生が一名入ってくるとのこと。
おおお。
まさにドンピシャのタイミングだったのです。

しかし、当時はコロナウイルス全盛期。
日本に引けをとらない厳戒態勢をとっていた中国では、結局編入の時期に留学生のビザが下りず、中国からオンラインで授業を受けるようになった留学生さんたち。
しかも日本に住んでいる私たちは対面で授業を受けて、留学生だけがオンラインになるという状況。

あまりピンと来ないかもしれないのですが、コレ結構きついんです。
大学3年からゼミは始まるので、私たちもほかのゼミ生とはほぼ初対面。
当然対面の人たちで輪ができやすいことは明白です。
留学生に話しかけようとすると、わざわざパソコンでマイクを押して話しかけなきゃいけないわけですから。そりゃハードルが低い日本人同士で輪を作って話して、留学生が置いてけぼりになるなというのは一瞬で想像がつきました。
他の人もなんとなーくそれは思っていたかもしれないですけど、このDMM英会話の経験を経たスーパーあやさとはその波動をビンビンに感じ取りました。
思わず「てなもんや二刀流」の主題歌が浮かびましたね私は。

俺がやらなきゃ誰がやる 1970年05月01日発売

仲良くしてあげなきゃな・・・
そんなこんなで11人ほど日本人のゼミ生が集まり、第1回目のゼミの授業が始まりました。
前に垂らされたスクリーンには、大画面でオンライン参加している留学生が映し出されます、いやまじか。
・・・まあ、そのことは留学生はわからないし別にいいか。

第一回目の授業ということもあり授業の内容は緩く、簡単に全員自己紹介とゼミのこれからの授業概要を説明するといったものでした(本当はもうちょっとあったけど割愛)。
教授がHDMI端子をスクリーンを移すアレに差し込み、ついに留学生とご対面。
映し出された画面に自分は衝撃を受けました。
まず、失礼ながら事前に名前を見て男の留学生だとてっきり思ってたのですが、映ったのは女性、その時点でびっくり。
しかもしかも、その女性の雰囲気が超が付くほどの美人オーラ
この時は、黒マスクをしていて(本人は恥ずかしかったと供述)顔全体は見えませんでしたが、マスク越しに伝わる破壊力(誇張なし)

映った瞬間、隣の男子に「え、やばくね?美人じゃね?」とひそひそ声で話すチャラ男あやさと。
その時思いました。話しかけようって。
日本人代表としての責任感が芽生えましたね(決して下心とかではないよ、うん)。
向こうも私たちゼミ生全体の姿が見える状態で、何とか顔合わせ達成。
それで確か、最後に留学生の茜茜が発言することになったのですが、なんとこの子、スーパーがついてもいいぐらいの人見知り
・・・いや、急に海外の授業にオンラインでよくわからんまま参加させられて、外国語で一言どうぞという方が無茶ぶりというものです。
茜茜も「ァ…ァ……」とカオナシムーブを披露。

映画「千と千尋の神隠し」 @カオナシ

それでもなんとかこなし(こなせてなかった気がするけど)、
授業の最後に教授が、「それじゃあ、だれか茜茜ちゃんと授業の連絡とかを取り合ってくれる人はいる?」といった瞬間のあやさとがの姿が下部の画像になります。

挙手にみせかけた五指烈弾

向こうはLINEのアカウントもまだ持っていなかった(というか中国では規制があり、専用VPNをかませる必要がある)ので、大学のTeamsで「よろしくね!」とだけ送信すると、茜茜も「よろしく!」とだけ返してくれました。

うん。これでいいんだ。
他愛もないやり取りだが、向こうにとっては他愛のないやり取りではないのだ。
もしかしたらその子にとって、初めて話す現地の日本人かもしれないではないか。わが生涯に一片の悔いなし。

茜茜とのTeamsでのやり取りはここから茜茜がLINEを取得するまでの5か月間続くことになるのですが、それは次回以降おいおいと。


P.S
今日朝ご飯を食べて会社に行ったもんだから、超絶腹痛に見舞われたあやさと、断食を心に誓う。

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