※すでに読み終えて、もっと詳しい解説を知りたい・他の人たちはどう思ったのか知りたい！という方はこちらの記事をご覧ください！
(執筆中)

2016年度「芥川賞」を受賞した村田沙耶香さん「コンビニ人間」を読んでみました。「普通」とは何なのか？「異常」とは何なのか？

自分は「普通」だと思っていますか？

おそらくこの記事を読んでいる方は心のどこかで「普通ってなんなんだろう？」と一度は疑問に思ったことはある人が多いのではないでしょうか？

「〇〇歳までには〇〇するのが『普通』だよね」
「『普通』は〇〇だよ」
など日常でよく聞こえてきそうな表現ですが、
一体『普通』とは何なのでしょうか。

本作品では
・36歳
・就職せずにコンビニバイト歴18年
・恋愛経験なし

そんな主人公(古倉恵子)は
家族に『異常』だから「治る」必要があると小さい頃から言われ続けており
彼女なりに『普通』になろうと模索し続けます。

主人公を取り巻くキャラクター

主人公の一人称独白によって進む本書では『普通』を模索する
主人公の周りのキャラクターとの関わり方や感じていることも
またちょっとズレていて面白いです。

家族・妹

主人公が『普通』ではないことを心配しつつ、主人公が社会でうまくいきていけるように色々と試してみるものの、主人公はやはりズレた感じ方・捉え方をするところが個人的には面白かったです。
(自分の家族であてはまえて考えてみると面白いかもしれません)

友人・コンビニ同僚

主人公は周りの人達との関わりを断つわけではなくうまく「世界・社会」に溶け込もうとしますが、やはり主人公は心の中でなにか「ズレ」を感じます。
(所々、「あれ？待てよ。僕らこれ無意識に、自然にやってないか？」とハッとさせられるシーンも・・・)

白羽

物語の途中で婚活目的でコンビニに新入りとして登場する「白羽」。
自分はとにかく彼の発言一つ一つにムカつきました！
詳細は実際に読んで体感していただいたいですが、主人公と「共通する部分」と「異なる部分」がうまく対比された描かれていると思いました。

ライトに読める文章表現とボリューム

約150ページの短編小説で難しい言葉も少ないため、あっという間に読み終えました。サクッと読みつつも少し考える要素も欲しいと思っている方にはピッタリではないでしょうか？

ここまでまだ読んだことがない人向けにライトに紹介してきました！
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解説編

(執筆中)

参考文献/サイト
・「解説・考察『コンビニ人間』(村田沙耶香)−異常なんて誰が決めた
https://houjouwomamorenakatta.com/konnbinininngenn/588/
一番内容濃くまとまっているのではないでしょうか？

・"普通の人たち"の暴力性『コンビニ人間』（村田沙耶香・文春文庫）の感想
https://note.com/iso92920895/n/n8d5dddecb940

このnote記事も個人的にはよいまとめだなと感じました
(何様？って感じですが、、、笑)

読書会の案内

定期的に読書会を友人と実施しているのですが、
一緒に読む人を探しています！ちゃんとしたwebサイトを今後作ろうと思っているのですが、興味がある方はぜひコメントへお願いします。