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切迫早産で緊急搬送🚑入院の記録(6)モンスター患者


2023年5月に出産予定の妊婦です。

切迫早産×逆子で緊急入院。
子どもに十二指腸閉鎖の疑い。
羊水過多で除去処置を終え2日目の夜。

病状が落ち着いてくるとふつふつと出てくるのは、医療行為や医師の言動に対する違和感。

2日目の夜はそれがピークとなり眠れない夜を過ごしたのでした。

(4/6現在10日間の入院を経て、無事に退院しております^ ^)


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24時間薬が流れ続ける

わたしは病院が嫌いだ。医者が苦手だ。薬が嫌いだ。それに対して、自然や無添加といった類が好きだ。

オーガニックに強いこだわりがとか、完全ビーガンとまではいかないけれど、自分の身体にはいるものや触れるものことは、神経質になったりストレスがかかりすぎないくらいにはちゃんと知っておきたい。

今回緊急搬送が決まって、あれよあれよと張り止めの点滴を打ってもらったまま、2日たとうとしている。

動機や手の震え、微熱、喉の渇き、頭痛、とにかく副作用がひどいのだけれど、それよりも自分の身体によくわからないものが数十時間流され続けていることの方が恐怖だった。

昨晩は十二指腸閉鎖について必死で検索魔になったわけだけれど、今夜はこの点滴について調べた。

リトドリン(ウテメリン)という薬

主に子宮収縮を抑制し早産を回避する効果がある。副作用は上に書いた通り。

しかし、気になる情報もいくつか出てきた。

胎児に心不全、頻脈、不整脈があらわれることがある。 また、新生児に腸閉塞、心不全、可逆的な心室中隔壁の肥大、低血糖症、頻脈、腎機能障害があらわれることがある。

また欧米では48時間以降の使用は効果がないとされ、ほとんど使用されていない。日本でも24〜48時間の服用、35週未満の妊婦への処方が望ましい。といった情報も出てきた。

それでもブログを読むと、「1カ月点滴打ちっぱなしでした」とか「張りが収まらず薬の量を最大値にあげてもらいました」とか基本出産ギリギリまで点滴がとれることはなかったみたいな情報が。


やだやだやだこわいこわい

昼間の説明だと、確かに入院中は点滴をずっとつけてもらいます的なニュアンスだった。無理。困る。

むしろ、この点滴でわたしのお腹の張りは改善したと思っていない。羊水を抜いてもらって楽になったと思っている。

やだやだやだこわいこわい

ここでの怖いとか嫌だは、医者という権威のある存在(だと思っている)の言いなりになることの恐怖や、医療業界のモルモットになる感に対するもので、完全にわたしの課題でもある。

先生といわれる職業に信用が圧倒的にないんだよなあ。(わたしも教員のくせにね)

〇〇までに産んでもらいます

気になった言動は他にもあった。

このまま正産期までもったとしてGWが重なることから、GWや休日はスタッフの人数が手薄になるため、万が一を考慮して4月中に産んでもらうことになる。


生後検査や手術が必要な赤ちゃんのことを考えるととても真っ当な説明なのだけれど、わたしは我が子のお腹の外の人生スタートが病院のスケジュールに都合をつけて始まるなんて受け入れられなかった。

ほとんどのお母さんは先生の説明でちゃんと納得するんだと思う。

わたしの異常なまでの執着とこだわりが沸々溢れてくるのだ。


ちゃんと伝える

自分が何に不安に思っているのか、何をされるのが嫌で、どうしてもらえると安心するのか、とにかくひとりで思考で考えず、ネットに頼りすぎず、ちゃんと紙に書き出していくとすっきりしてくる。


「産むのは母親」「産まれるのは子ども」、産ませてもらうわけでも、産まさせてあげるわけでもない。

こわいからやだ。

嫌いだからやだ。

ではなくて

何が怖いのか。何が嫌なのか。ちゃんと自分で自分を理解する。

わがままを言うのではなくて、自分を伝える。
困らせちゃうかな、迷惑だと思われるかな。モンスター患者と怪訝に思われるかな。という遠慮についてもちゃんと考える。


かつて教員だったときに、モンスターペアレントと言われる親との関わりの中で、そう感じてしまった自分を振り返る。罪悪感ではなくて、寄り添いきれなかった未熟な自分、本当はどうしてあげたかったのかゆっくり考えてみたりする。

愛しかない

伝えることは愛しかない。

自分の気持ちを敬意を持って伝える。怖がらない。相手を批判するわけでも打ち負かすわけでもない。「伝える」という行為は自分に対しても、相手に対してもできる最大の愛なんだ。


そして深夜、ひっそりと朝の診察で点滴に対する違和感と、処置の希望を伝えようとドキドキしながら覚悟するのであった。

次回▶︎お医者さんという仕事


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