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【スウェーデン暮らし】フィーカ文化

「フィーカ」という言葉を聞いたことはありますか?
スウェーデン語で「FIKA」
甘いものをお供にコーヒーを飲みながらお話したり、ゆっくりする時間のことです。
語源はコーヒーをスウェーデン語では「Kaffe」というので語順を入れ替えただけでは?なんて言われています。


会社でも学校でもフィーカ

フィーカタイムはきっちり時間が決まっているわけではありませんが、10時・15時など1日2回から5回くらいあります。毎日です。

会社でもフィーカは大切な時間なので、フィーカのための部屋やカフェテリアが完備されていて、シナモンロールやちょっとしたお菓子も置いてあります。

学校でも生徒たちは好きな時間にフィーカしているし、幼稚園でもおやつが配られてフィーカの時間があったりします。

先生たちもフィーカをするので、その時間子どもたちを担当する臨時職員を雇っているというのだから驚きですよね!
そこまでしてフィーカするんだ…と衝撃でした。

日本の飲み会のような感覚?

スウェーデンのフィーカは日本でいう飲み会のような感覚で、懇親を深めたりちょっとした雑談の中から仕事に繋がったりと欠かせない時間のようです。

日本では勤務時間が終わってから飲み会がありますが、プライベートを大事にするスウェーデンではそれを勤務時間中にやっちゃおう!ということですね(笑)

フィーカのお供は甘いもの

絶対に甘いものじゃないとだめ!と決まっているわけではありませんが、そもそもスウェーデン人は甘いものが好きなんです(笑)

シナモンロール

代表格はやっぱりシナモンロールですね!

シナモンロール

みんな大好きシナモンロール。
シナモンロールの日もあるんですよ!

会社で用意されていたり、順番に持ち寄ったりする場合が多いです。
朝パン屋さんやカフェで持ち寄り分をたくさん買っている出勤途中の方々をよく見かけます。

ダムスーガレ

左のみどりのがダムスーガレ

スウェーデン語で掃除機という名前のお菓子です。

甘いけど小さいのでちょっとつまむにはぴったり。
カフェはもちろんですが、スーパーでも大容量パックみたいなのが売っています。

マフィン

なぜかスウェーデンではどこにでも売ってるマフィン。
たいていチョコかブルーベリーです。
大きくて結構おなかいっぱいになりますがどこで買っても誰かの手作りでもまあハズレがないです(笑)
個人的にはICAのがふわふわで好き!

フィーカができないなら仕事もしない!?

会社にもフィーカスペースが完備されていると書きましたが、夫の会社も例に漏れずしっかりフィーカ用のコーヒーマシンがあるそうです。

ある日そのコーヒーマシンが故障してしまい、その日はコーヒーが飲めない!となったことがありました。
すると社員の半数以上が仕事をボイコット!
コーヒーがないなら今日は帰るよ!と本当に帰ってしまったそうで、仕事にならないからと夫も帰ってきました。
その後家でいれたコーヒー片手に在宅ワークしていました(笑)
文化の違いってすごいな…と実感した出来事でした。

「ちょっとお茶しない?」

道端で偶然会っても、初対面でも、挨拶のように「Ska vi fika?」と言います。
「ちょっとお茶しない?」くらいの意味。
ほんとどこでも誰でも言います(笑)

だからスウェーデンはたくさんカフェがあるのかな?と思っています。
チェーン店じゃない小さなお店もたくさんあって、いつでもほどほどにお客さんがいる印象。

せかせかせずゆっくりコーヒータイムを大事にするスウェーデンのフィーカ文化。
この習慣がゆったり穏やかなスウェーデンの空気感を作っているのかもしれませんね。

その他にも動画でフィーカの定番スイーツなど紹介しています!
よかったら一緒にコーヒーでも飲みながらゆっくり見てくださいね(^^)



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