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「死で別れることになっても、きっと大丈夫」

先日、オンラインで個別グリーフサポートを行います、と告知したら、それを見てくれた友人からちょっと意外な感謝のメッセージが届いた。


そのメッセージに、こんなふうに受けとめられるとは目からウロコ、でもなるほどなあ、と深く考えさせられたので、友人の了解を得た上で紹介したい。

あゆみちゃんのオンラインの個別グリーフケア、すごくありがたい。
わたし、身近な死ってほとんど経験無くきてしまったから、周りの人達が大切な人の死を乗り越えていくのを見て、自分にもそれができるか不安で。
自分の死については考え続けてきたつもりだけど、周りの死にはほとんど触れることなくきてしまったんだなあって改めて思った。

だからあゆみちゃんが提供してくれることのお陰で、今生きてる人とどっぷり深く付き合う選択ができる勇気が湧いてきた。
大袈裟に聞こえるかも知れないけど(笑)
死で別れることになっても、きっと大丈夫ってなんか思わせてもらえた。
ありがとう。


たしかに私たちは、いつかお別れする悲しみに備えて、目の前の人と深く関わりあうことを避けてしまうことがある。

私が子供の頃「動物を飼いたい」と言うと、父は「動物はいつか死んじゃうんだぞ」と言って反対した。
子供心に、私は「いつか死ぬ、それでもそれを受け入れなければ動物と暮らす喜びも味わえないのに」と思っていた。

生の喜びには死と別れの悲しみが、切り離しがたくついてくる。
未来の悲しみの深さを避けようとすれば、目の前の存在を愛する深さを制限することになるのだろう。

いつかくる別れを大いに悲しみ嘆いて良いのだ、と感じられれば、友人のように勇気を出せる人がいるかもしれない。

だからやっぱり、グリーフワークやグリーフサポートの大事さを私は発信し続けていこう。
ありがとう、こちらこそ、だよ。

私が創りたい「死が身近にある社会」は、よりゆたかな社会。 応援いただけると嬉しいです!