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背景をみる

自分のことすら把握できていない癖に、
他人の生きていきた背景など分かるわけがない。

私もそうだし、貴方もそう。

だからこそ、好き勝手言ってはいけない事が多い。

とは言っても、批判する権利も肯定する権利も有るし、無い。









例えば自分に嫌がらせをしてくるアイツ。

生まれ育った環境が最悪で、詳しく見れば日頃から喧嘩をする親元で育ち、暴力や暴言を浴びせられた教育。
ゲームを買うお金もなく、いじめられてきた過去。
年頃になり付き合った相手は浮気性、DV。
物心付き、ある程度大人になった頃には人格は捻曲がり、叱ってくれる人はもう既に居ない。
そのまま頑固な中年になった。

もしかしたらそんな背景があるのかもしれない。









私に好意を持ってくれてるけど正直迷惑なあの人。

普通の家庭で生まれ、普通に育った。
のはずが母が病気で亡くなり父親1人で育ててもらった三兄弟のうちの真ん中っこ。
甘えたくても弟が居て、更には男兄弟ゆえに甘えは恥だと感じていて素直になれない多感な時期を乗り越えた。
そんなこともあり愛に対する心の置き方が不器用に育ち、好きな人が出来てもうまく表現できず、身も引けず、やるせない気持ちになっている。
家族を失う悲しみを人一倍知っているからこそ、良い人でありながらこんな虚しい恋愛の身の引き方も分からなくなる。

こんな背景があるのかもしれない。










こんなのフィクションかもしれないし ノンフィクションかもしれないし

もっと酷い苦しい醜い虚しい辛い背景がまだまだあるんだと思う。








人間として生まれてきたからには
今までもこれからも関わっていく人間一人一人に対して、それぞれの背景があるはずだ。

それを汲み取ることはできないが、第六感で色々感じたり、話を聞いてこちらも受け入れ読み取ったりする。

誰も同じ人なんて居ない。絶対にいない。










好きなあの人も、嫌いなアイツも、
それなりに人生をやってきたんだ。

私もそうだ。

だから法を犯さない限りは、良い人も悪い人も区別してはいけないんじゃないか。

法を犯さないギリギリの嫌がらせや、人を追い込む行為までもを肯定するつもりは全くないが、その辺は許しているわけではないから察してほしい。

極端な言い方をすると、ああいう表現になる。

人を嫌いになりそうだけど、その人自体を否定したくないなって時にこの考えが過れば、救われる人が居る気がします。

どうか、そんな記事で有りますように。

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