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【映画レビュー&エッセイ】Ryuichi Sakamoto:CODAを観て

世界的音楽家 坂本龍一さんが2023年3月28日(享年71歳)永眠されました。謹んでお悔やみ申し上げます。

YMOとの出逢い

坂本龍一さんが先月にお亡くなりになっていたことを報道で知りました。

子供の頃初めて聞いたYMOの音楽。

今まで聴いたことのないエレクトリックな音色。
そのカッコ良さは子供ながらにド肝を抜かれた記憶があります。

何でもそうだけど、初めてのものに触れる瞬間って、もの凄い衝撃受けません?

あの音色、ファッション、全てにおいてあゆさんにとって今まで見たことのない"未知"のものでした。

近未来的で、とにかく"最先端"という感覚でしたね。
しかも、歌詞がないってのがまた😳
本当、今でこそ機械で音楽を作るのは当たり前だけど凄い事ですよね、あの当時にとっては。

日本の"テクノポップ"の先駆者YMO

そして坂本龍一とは?(以後敬称省略)


Ryuichi Sakamoto :CODAってどんな映画?


この映画は2012年から5年の月日をかけて撮影されたドキュメント映画で2017年11月に公開されました。

あゆさん恥ずかしながら🫣公開当時は存じておりませんでした💦💦💦

お亡くなりになったことで再び注目を浴びてるこの映画。

Huluで洋画ランキング2位になっていて

「こんな映画あったんだ」

と見始めたわけです、はい。カタジケナイ、、

あゆさんのどーでもええ話(スルーしてもいいよん👍)


マジ、どーでもええ話ですが😅あゆさん先週から家族の風邪が移り、しまいに拗らせてしまい💦
昨日観念して病院へ行きまして💦やはりというか、何というか、、、見事に?

「気管支炎ですね🥸」

とさっくり診断を受け絶賛療養中でございます🥹

腱鞘炎→虚血性大腸炎(再発を繰り返してもはや持病です💧)→風邪→気管支炎、、、😷

"あなたは病気の総合商社ですか?🤷‍♀️"とベリーショートのあの方にツッコまれそう🤣

しかもすんごい咳で、喉(気管支炎が切れて)から血🩸が出るくらい😱😱😱

幸い喘息が出ていないのがせめてもの救いですが、とにかく寝ても咳き込んで目が覚めるので
寝た気がしなくて、気が付くと寝てしまってます、、😪😳🥱😪😳🫠😑😴😪笑笑

なわけで、変に夜眠れなくて(生活習慣もありますが💦)遅くから見始めたわけでございます💦

あ😲

あゆさんの病気の話はお隣のおじさんの夫婦喧嘩の話くらいどーでもええ話でした💦

ま、一応説明しとこうかなと🫡


あらすじ(※ネタバレあり)


映画は冒頭、東日本大震災の被災地で津波の被害を受けた"ピアノ"を弾くシーンから始まります。

津波で浸水し調律されていないこのピアノ。
彼が弾くこの"ピアノ"の鍵盤が奏でる旋律は彼の心を大きく動かしたようでした。

一方、彼はこの頃から"原発再稼働反対"との立場でデモに参加している様子もそのままドキュメントとして描かれています。

2014年彼は"中咽頭がん"と診断され治療し、
1年後に病気についてその時のことや仕事についての思いなども語っています。

再始動

彼は闘病中、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督に次回作の音楽を依頼されます。

坂本龍一は"彼も彼の映画も好きだから"と

オファーを断るなんて出来ませんよ

と語ります。"とても敬愛する監督ですからね"と。

その映画が

"レヴェナント:蘇えりし者"

この映画は観た方も多いのでは?(あゆさん観てないけど💦💦💦)

ディカプリオさまが主演されてる映画です。
観ようとは思ってたんですよ💦(言い訳すなー👋)
その劇中の音楽を担当されてたんですね💦
知りませんでした。。🥹

普段、映画見てる時ってあまりにも音楽が映画に溶け込み過ぎて?あまり意識して聞いたこと無かったけど(中には違和感あるものもアリ🙄)その音楽がどのように創られていくかその過程もドキュメントになっています。

正直な話😲

えっ😳こんな細かい所まで‼️」

えっっ😳これで音を‼️」

凄すぎます、、。

あの繊細な音はこれでぇっ😳‼️」

そりゃもう、あゆさん驚きの連続でした。

色んな音を集め 出来上がったその音はもう
鳥肌ものですよ、、寒くも無いのに全身鳥肌立ちました、マジで🐦🫠

時を戻そう🫵(ぺこぱかっ👋)

シーンは突然、昭和に遡ります😳

えっ?😳と戸惑う程のカラフルFace🌈で時代を語る坂本龍一。

こ、こんなだったっけ?、、💦」

とまたまた軽い度肝を抜かれてしまいました🥴

彼が語るのは当時感じていた、世界の中の最先端な東京。

テクノロジー的にも文化的にも近未来的な物を感じるという彼。

しかし一方で、肯定も否定もしないけど、そこに起こる綻びや歪み的なものも気になると語っています。

そして映像は変わり

"我々ハ、イエロー マジック・オーケストラ、トウキョーカラ ヤッテキマシタ"

ロボット調での挨拶から始まります。

あゆさん、これ見てふと思いました。

「あ😲子供の頃よくやってた宇宙人👽の真似だ‼️」

と🤭

やったことありません?

喉を軽くチョップしながら、、もしくは扇風機の前で😆

我々ハ、、宇宙人ダ👽」

「宇宙カラキタァァァ👽

って🤣

思い出して深夜一人ツボってしまい、笑いと咳が止まらなくなったのは言うまでもなくあゆさんです🙋‍♀️笑

1979年、彼等はロスアンゼルス公演で「東風」を演奏します。(すみません💦この曲知りませんでした🙇‍♀️アルバム曲らしいです💦)

何か、凄い✨👏✨️

あゆさん今度はなぜだかファミコンまで思い出す始末😂💦(しかもドラクエの電子音😂すみません💦想像力豊かなもので🙇‍♀️)

しかし、このような音を生み出した彼はやっぱり天才と思います🧐

そして再び現代。時を戻そう🫵

彼はその頃とは全く違う音色を探しています。

バケツをかぶる坂本龍一😅

これは雨音を聴いている様子ですよ💦

自然界の音を集める坂本龍一


そして再び過去へ。時を戻そう🫵早っ💦

彼はあの映画の名曲を弾いています。

そうあのビートたけしの台詞がやけに印象に残る故大島渚監督の代表作

"戦場のメリークリスマス"で有名な

"Merry Christmas mr.lawrence "

彼は映画俳優として、又その後、音楽家としても数々の映画音楽を手がけることになります。

そしてあの"ラストエンペラー"の音楽も手がけることに。

え🫢この音楽も、、😳

もう穴があったら入りたい~💦シラナカッタ、、

再び現代に。時を戻そう🫵

彼は音楽制作に励んでいます。

しかし、若かりし頃の彼とは音楽の捉え方が変わっていました。

彼は92年位から漠然と

このままではまずい

と思うようになったと語ります。

そして、どこか自分の中で封印していた思い。
環境や社会への懸念を表明し、政治的、社会的な問題の為にも音楽を書き始めます。


再び場面は被災地で調律されていないピアノを弾く彼。

そして、自宅の自身のピアノの前で彼は語ります。

人は"自然を型にはめている"

それは"ピアノの音"も同じだと。

人の作った"旋律の型に音をはめ"

それを人は
"自然の音"だと思っている、と。

彼は被災地のピアノの旋律が心地よく
感じると言います。

人間が自分の幻想に基づいて調律した
自然から見ればとても不自然な、でも人間的には自然とされるものへの嫌悪感が彼の中にあるのだと話します。

彼は封印してた物から解き放たれたように
昔とは真逆とも思える音楽を創りだしてゆきます。

そして、ニューヨークの911テロを目の当たりした彼が創りだしのがこの曲。


彼は曲の中で理不尽なこの世界を表したかったと語っています。

ルーツ


そして、時は2002年。

彼は"人間の原点とは一体どういうものなのか?"そう思い立ち、ケニア北部を訪れます。

ここは最古の人間が発掘されたと言われてる場所。

そこで彼は色んな""そして人間のみならず、音楽や言語の原点とも出会います。

最古の人間はアフリカを出た時、30人の家族だったそうで(ごめん💦これも全く知りません💦)元はみんなアフリカ人らしい…😳

そのルーツを知りたくて訪ねたそうです。

その後今度は2008年に北極圏へ。

彼はまた、様々な音に触れ音を集めます。

そして、もっと地球がマシだったころに降り積もった雪の雪解け水の流れる音を聴きながら

私の知る限りもっとも純粋な音です」

そう嬉しそうに語ります。

そして出来た曲がコレ👇


場面は再び被災地へ。


彼は放射線量の高い福島原発近くの海で波の音を録り集めます。

そして作った曲がこれ👇


映画の最後。

寒そうな部屋で手を擦って温めながら鍵盤を上手くを叩けない彼。

毎日 指動かそう!

そう言った彼の表情は、眩しいくらい、とびきりの笑顔でした。


感想

"天才"という言葉があります。

その言葉が本当に当てはまる人ってどれほど居るんでしょう。

坂本龍一という人は紛れもなく誰が見たって
音楽界の""であり"天才"という言葉が相応しい人だと思います。

ちなみに、、、

"天才"とは?

生まれつき備わったすぐれた才能。そういう才能をもっている人。

あゆさんの中の"天才"の定義は詳しくいうと、"0から何かを生み出せる人"かな🧐

坂本龍一氏を見ていると本当にそう思います。

目で見たこと、感じたことや伝えたいこと
を様々な物や楽器を使い音として生み出す。

それがどれほど凄いことなのか、この映画ではとてもわかりやすく描かれています。

何も無い所から何かを生み出すことは、想像するだけでも容易じゃないって分かりますよね。
ましてや、それが今まで誰も創ったことの無いものや音ならなおさら。

そして、印象に残ったのは生み出した瞬間の彼の心の底から湧き出るような笑顔

ものづくりをしてる人はきっとこの瞬間の為に、時にはもがき苦しんで何かを生み出しているんだろうなと、それを目の当たりにした気持ちになりました。

あゆさんの身近に坂本龍一のような世界的な音楽家まではさすがにいないけど、"クリエイター"いや職人?ドイツ語でいうマイスター?英語でいうマスタークラフトマン?(聞き慣れんわ👋笑)はいるんですけどね、ふとその人を思い出しました😌

0から何かを生み出す苦労は あゆさんも仕事柄ほんのちょびっと、ネコの額くらい、スズメの涙くらいは?知ってるつもりだけど、そんなもん比べものにならないくらい(比べるなて😮‍💨)きっとすごく大変なんだろうなと。

でも、生み出せた瞬間きっと同じように満面の笑みで笑うんだろうなと😌

あゆさん、音楽はめちゃくちゃ大好き。
そしてアーティスティックなものも好き。

だけどその善し悪しを語れる程の感性は多分無い💦トホホ

てか、単純に"好き"か"そうじゃないか" "俺か俺以外か"とローランド的に思うだけ。

ただ。

彼が生前残したあの名曲を聴いた瞬間、涙と鼻水と咳が止まりませんでしたよ😭😷🤧

それがこれ。


彼はこの世を去りました。

しかし肉体は滅びても、音楽はずっと生き続けます。

もしこの世から音楽を聴けるツールが全て
無くなったとしても、彼の奏で続けた旋律は人々の心の中で生き続け、残り続ける。

そんな数々の音楽を遺した坂本龍一という人は

"天才"なんて言葉が安っぽいと思えるくらい。

きっと天国へ逝って"天才"を越えて

"音楽の神様"

になったのかも、そんな気がします😌


改めて


心より哀悼の意を込めて。

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