カマンベールチーズをメインに据えたオムレツを作りながら、日本の犯罪史に残る凄惨な事件を妄想したという完全に頭がイッてしまっている記録。
最後の妄想は本気にしないようにと予め警告しておきます。
そうです。陰謀論妄想料理です。

卵　　　　　　　　　４個
ピーマン　　　　　　２個
ジャガイモ　　　　　1/3
玉葱　　　　　　　　半分
山芋　　　　　　　　５センチ
カマンベールチーズ　１個
ウスターソース　　　大匙１
黒胡椒　　　　　　　適量

「祟りじゃ、八つ墓村の祟りじゃ」
というセリフで有名な横溝正史原作映画「八つ墓村」
横溝はデパートで開かれていた防犯展に展示されていた都井睦夫の出で立ちを見て、物語の構想を得たと語った。
鉢巻きを締めて、頭の両側に懐中電灯を巻き付け、胸元にはライト。刀と猟銃をそれぞれの手に持った姿。
岡山県津山市の山村で起こった殺人事件の犯人が都井睦夫。

大正六年（1917）に現在は津山市になっている岡山県加茂村に生まれた都井睦夫。六歳の時に貝尾という山村集落に姉と共に引っ越す。理由は両親共に結核で死亡。祖母が養育することになったため。
病弱な子で小学生の時に肋膜炎を患い、農作業を医師から禁じられる。農村で農業が出来ないのでやることもない。ただ学業は優秀だったようで、彼を教員にしたいと思う教師もいたとか。本人も進学を希望したが、祖母がそれを推しとどめる。
田舎の静かな生活がよかったのか、病状は徐々に回復。しかし姉が結婚した頃から無為な生活。
その頃、悪友とも言うべき人物から夜這いの風習について聞かされたとも言われます。

それに耽溺していくようになったとか。
昭和十二年（1937）徴兵検査を受けた都井は丙種合格。これは事実上の不合格。兵士として入営は出来ず、民兵としてのみの合格。理由は結核。
両親同様、結核に罹患していた？
狭い村ですから、すぐに噂が広がり、それまで関係を持った女性も都井から距離。
そればかりか、最初に関係を持った女性が都井の悪口を広め、村内で孤立を深めていく。

散弾銃や刀等の武器を購入するようになっていく。武器を手にしたことで都井は病弱な自分が強くなったように感じていたのか？
孫の異様な雰囲気を祖母も感じていたのでしょう。
都井が祖母の味噌汁に薬を混入しているのを見て、毒殺されると思った祖母の通報により、警察による家宅捜索。武器はすべて押収される。
都井は胃薬を入れたのだと供述したのですが、真偽は不明。
それでも再び、武器類を密かに入手。着々とその日は近づく。

昭和十三年（1938）五月二十日、都井は送電線を切って貝尾集落を停電させる。日付が変わった二十一日午前、つまり深夜に都井は先述の姿で犯行を開始。
就寝中の祖母を斧で殺害。その後は、、、凄惨過ぎて詳細は書くのを控えます。結果のみを記すと、死亡者30人（内、即死28人）重軽傷４人。
当時の集落の人口は111人なので。1/3強が被害を被ったことになる。
令和元年（2019）に発生した京アニ事件まで、近代日本の事件で最大の犠牲者数。

凶行が行われたのは２時間にも満たない時間。逃げ出した一人が警察に通報したものの、駆け付ける前に都井は集落を見下ろす山頂へ。
発見された時には、猟銃で心臓を撃って自殺していました。
被疑者死亡のため、不起訴。
犯行の理由等を記した遺書が三通。
姉宛て、宛名なしの長文、自殺現場に残された物。

以上が一般的に知られている津山事件の概要。
遺書によれば、以前、都井と関係があったが他家に嫁いだ女性が里帰りしていたので、その日に犯行を決行したとなっている。その女性は逃げ出して無事。皮肉にも女性の家に逃げ込んだ他人が被害。間違われた？
被疑者死亡、被害者の多くも亡くなったために、真相は藪の中。
ということから、私の妄想魂が疼き出す。

21世紀になってから、生き残りの方が重い口を開いて証言を遺しているのですが、それによると当時、夜這いの風習はなかったとのこと。
夜這いだの、一夜で30人以上が被害に遭ったという刺激的な面ばかりがクローズアップされている気がするこの事件。もしかしたら隠されていることがあるのではないか。

夜這いなんてことは闇の中での秘め事なので、当事者同士にしかわからないこと。被害者の尊厳を守るためにそう言っているのかもしれません。しかし
遺書に書かれているのがすべて都井の妄想だとしたら？
村内の女性との交渉はすべて都井の頭の中だけのこと？
考えると、更に奇妙なのは警察に押収された後、都井はどうやって武器を再度、入手出来たのか？
狭い田舎のことですから、危険な人物と見做されたら、武器を売ることは控えるのでは？しかも都井は猟銃所持許可を取り消されています。
都井が暴発することを見越して、武器を与えた者がいた？
都井は猟銃で心臓を撃って自殺。しかし銃身が長い猟銃を自分の胸に宛てて的確に引き金が弾けるのか？
都井は兵役に行っていない。軍隊経験もないのに短時間に的確に多人数を殺害。ランボーか？疑問が続出。

この事件に限らず、短時間に多くの犠牲者が出た事件には、背後で蠢いた者がいるのではという都市伝説めいた話あり。京アニ事件、秋葉原殺傷事件等。
津山事件は深夜の凶行。似た格好をした者が都井の陰で手を下していたことはないか？余計なことを喋らせないように、都井自身も自殺として始末？

そんなことをする理由ですか？
これは貝尾ではなく、北関東の話ですが、特殊な能力を持つ者が多い村落が消滅したという怪談めいた話あり。貝尾ももしかしたら？

切ると溶け出すカマンベールと卵でタンパク質たっぷり。ピーマンからビタミンC、大蒜のアリシンが食欲倍増させる。玉葱の血液サラサラ効果も忘れるな。山芋効果で柔らかい。
物騒な妄想をしているので、赤色が生々しくなってしまうので写真は控えましたが、ケチャップをかけてもよく合う。

横溝正史の「八つ墓村」だけではなく、西村望もこの事件を基に「丑三つの村」という小説を発表。映画化されましたが、主演した古尾谷雅人は後年、自身で再映画化したいと希望していましたが、本人の自殺で叶わず。
彼の死に関しても不審点。彼は自宅で首吊り。足を九の字に曲げていたとか。首を吊ったら、苦しいので足を突っ張りそうな気がするのですが？
他にも自ら命を絶ったとされる芸能人には、奇妙なことが多い気がする、、、、
平和に見える日本ですが、深い闇がある？
我々もいつ、そこに引きずり込まれるか？

なーんてね。
以上はすべて私の妄想です。本気にしないように。
新聞やテレビを盲信することが、長生きの秘訣。
Don't think, Obey.
です。
ダークサイドな妄想をしながら、チーズオムレ津山の事件をご馳走様でした。