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東京路地紀行 35 港区赤坂

赤坂といえば、黒塀、焼き肉、夜の繁華街、民放テレビ局・・・
夜の街、派手な印象の町です。
そんな赤坂にも残っている路地を歩いてみました。

六本木との境目にあたる檜坂。坂を下り切るとそこから赤坂地区。
その近くにその路地はありました。
階段を上り、奥へはいってみると夜目にも鮮やかな青い壁の家の手前に井戸ポンプが静かにたたずんでいます。

井戸本体は使えなくなっていましたが、台座の部分は塗り直されたみたいできれいになっています。そして井戸から出た水をうける流し場も残されています。
この行き止まりの路地に暮らす人々が共有していた井戸だったようです。周りの家々には当時の面影はなく、新しくなっていますが、こうして見ていると井戸が現役だったころの路地の様子が目に浮かんでくるようです。

目線を井戸ポンプの高さにあわせると
「川本式」と書いてありました。
いくつかあるポンプメーカーの一つですね。

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