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うたがわきしみうわごとだものⅡ

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感じたことあれこれ。日常。コラム。創作日誌。エッセー的な。作品にはならないうわごと系の。二個め。文芸を志す方にオヌヌメ。
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#コンテンツ会議

『ガンジス川で3歳の頃考えていたこと』

インドの聖地バラナシを流れるガンジス川。 観る人が観たら、業を洗い、人の生死まで司る神秘の川。 しかしまた観る人が観れば糞と小便と死体が流れてくる病原菌の塊みたいな川。 日本人で入る人は少ないだろうが、インド人なら死ぬまでに1度はここで沐浴したいと願ってやまない聖なる川と言われ、実際、日々大勢の人々が沐浴に訪れている。 観るレンズが違うだけで世界の眺め方は180度変わり、それによって世界の受け取り方が変わり、生きてる日々の実感もそれぞれに異なってくるのは至極当然の道理であ

コメント欄が即堕ちする仕組み

お気に入りの記事を見つけて、気の合う仲間とわいわいコメントを打っていると、突然エラーが出て打てなくなることありますよね。 別に荒らしていたわけでもなく、チャット気分で話が弾んだだけなのに、ふいに「サーバーでエラーが発生しました」と表示され、そこから丸一日コメントできないとか、ちょっとひどい仕様なんですが。 ↑コメント欄で膨大に醸す我々note醸し部では、もはや日常茶飯事の悪しき伝統にすらなりつつあります。今日はその仕組みについてお話しようと思います。 それ、403号室の

『為にならなくて本当にすまない』

「ほんとに面白くて為になる記事は、僕らもガンガンと紹介していきます」 ――って、noteの当局が言ってて妙に納得してしまった。 note醸し部部長もとい、知る人ぞ知るうたがわきしみは、世の中のニーズを無視しまくって、やくたいもないことをほざき続けておるわけで、当局はもちろん一部のマニアックな“風変わりな人々”以外、同じ空間にいながらまるで自分が透明人間になったのかと錯覚するほどにスルーされる存在ではある。 実のところそこに不満はない。ただ、「面白い」と「為になる」がセッ

深くておいしい小説ってやっぱり『拳をギュッとね理論』で出来てるよね。

まあ、いろんな小説がありますからね、あくまで一条件といいますか、イメージといいますか、振り返ると「ああ、なるほど」って思うかもしれない一例なんですけどねw まず、そもそも、自分だけのレンズで、自分だけの角度で、世界の景色や、真理や、痛みや、「どうしてなんだろう?」みたいな違和感、オンリーワンな問いかけ等を、ギュっと掴める作家性があることが前提なんですが。これはもう持って産まれた先天的な資質やらセンスやら後天的に芽生えたもの含めて、深いもの掴めてなかったらどうあがいても深くは

『本当に話しておきたかったこと』

や、そうじゃないそうじゃない。 仕事ラストスパートの前に話しておきたい大事なことってのは、そんなことじゃなくてですね、あの、重ねていいますけど、昨日歌ってアップしたんですよ(聞いてっていってるわけじゃないので、絶対に聴かないでねwww)で、それって、まあ文芸も一緒ですけど、いつもそれほど需要はないんですよwww (や、需要はあるに越したことはないんだけどもw 需要ないならないなりに、いい意味であきらめてるといいますかw あまりジタバタしないでいられるのは、みなさんもそうで

『ひなたのしずくという音楽ユニット』

一年前の金曜の夜、お茶の水で「ひなたのしずく」――(当時は「ほたるのしずく」だったが名称変更の経緯は大人の事情で省略する)――が出演するライブへ行った。 歌ってる方って本当にたくさんいらっしゃって、まあ、アイドルやらジャズやら全部含めちゃうと、一億総活躍じゃないけど、かなりわんさといるわけですよね。 で、いっちゃなんだけど、私は客なんで、同業者でもないんで、言えちゃうんだけど(笑)「歌」が歌えてる「本物」はかなり少ない印象ですね。最近見て回ったところだけでも、正直見てて痛

『すきっぱらにハイボールはやめよう、なんて話をきしみがするわけないだろう。や、するだろ、普通に(笑)』

どんなにお腹がすいていても、すきっぱらにはビールです。それしかない。選択の余地は。 って、そんな話はどうでのいいんです。ホグワーツ。空きっ腹にハイボール入れたらしんどいのなんのって。どうする?どうもしないか(笑) あのう、どんな表現媒体でも、“人間を描く”必要があるものとそうでないものがあってね。舞台でも映画でも小説でも漫画でも。ギャグなのか、そうでないのか、喜劇なのか、そうでないか、いろいろジャンルはある(みなもと太郎の『風雲児たち』みたいにギャグなのに人間描いてるも

『「もっと見つかりたい!」を「見つけ隊」よ、早く見つけに来いwww』

noteのおすすめだけど。やっぱり当たり前だけど、マスに向けてまともに届くようにきちんと書かれたものはコラムしろ漫画にしろ取り上げられやすいよね。ピックアップする側にしたら当たり前だけどw かゆいところに手が届くように、みんなにきちんとわかるように面白く書くのって、やっぱめっさコストがかかっちゃって面倒だよね。だけど、それを惜しんでたら箸にも棒にも引っかからないって感じなんだろうねw  でもどうだろう。もう少し、多少あらっぽくてもいいから、在野のこっちサイド?wにも光を当

『コメントが苦手』

――っていう言葉をよく聞くんだけど、「コメントしない本当の理由」って4つくらいに大別できないかな。「苦手」ってのは概ね、建前な気もするし、コメント推進委員会の顔も持つ醸し部部長としては苦手の中身を眺めてみたい気がする。 【あなたがコメントをしない理由】 1、好きじゃない 2、作者と距離を置きたい 3、めんどくさい 4、自信がない 下に行くに従って、作品のことは好きである、というベクトルに推移した理由になっている、と思われる。 1の「好きじゃない」ってのはもうどうしようも

『○井○里ぱいせんにnote醸し部について語ってもらってきた』

Q:醸し部の第一印象はいかがですか? 「なんか面倒くさいのが出てきたなっていう(笑)でも、すごくnoteっていうWEBサイトのポテンシャルを自分たちで引き出して遊んでていいなって思ったなぁ。 彼らは要するに「みんなもっとコメントして遊ぼうよ」っていう、『コメント推進委員会』みたいな面が強いでしょ?(笑)それってすごく大事なことで、あれでコメントがもっと気楽に身近になった人は多いと思う。じゃなきゃ、きしみくんのあのフォロワー数であのコメント数は醸せない(笑)」 Q:醸し部

『宇宙って何者だよ』

「諸行無情」――この世に刻一刻と変わらないものは存在しないなんて、実に心もとなく、だったら何を拠り所にして生きていけばいいのだと、自分すら見失いそうになる――が、実は「誰がなんと言おうとどうしようもなく変わり続けるというシステム」というのは偉大な「慈悲」なんだと思う。 たとえ今日が「天国」でも、明日が「地獄」でも それが「固定化」はされることはけしてない。 絶えず変化し、流れ続ける。波。 (本当の一秒の長さは誰も知らない。計れない。切り取れない。相対的で人それぞれで体感も違

『ネーミングで半分世界観が決まると思う』

ゲーム作りの話になりますが、キャラとかアイテムとかのネーミングで、敵なり味方なりに例えば「ユニコーン」とか「ペガサス」が出るとする。それは既存の幻獣だし、誰のものでもない最終幻想の世界の住人なので(笑)誰にも許可をとる必要ないんだけど。 オリジナルのアイテムを作るときは、ネーミングの際は必ずぐぐって既存のものとかぶらないかチェックする。大事なことね。 シナリオはもちろん世界を定義する上でとても大事ーー(舞台設定からドラマや善悪が生まれるし)なんだけども、シナリオの本質は、

『noteの有料記事を見ない理由がわかった』

あのう、これは否定とかそういうんじゃなくて、自分で「あ、そっか」って思った発見なんですけど(笑) 表題の通り、自分はnoteの記事は有料のものは一切見ないんですよ。 なんでだろって自分でも不思議だったんですけど(笑) ふと思いついて。 今の時代、すごいネームバリューも実績もあるプロの方々が、あらゆるいいコラムや小説や絵やラジオなんかをネットに出しまくってるんですよ。 で、同じ眺めるならそっち検索して読んじゃう方が、ソースとしてもあきらかにいいような気がするんですよ。

『モノカキ系の才能のある若人は今すぐ読書をやめてください(笑)って話』

もうね、わかるでしょ? ね? あのう、ただでさえ才能に溢れた方々がさ 努力しちゃったら鬼に金棒なっちゃうじゃないの。 ね。 そしたら、僕なんかもう おまんまくいっぱぐれちゃうわけですよ。 ただでさえ遅読で読書が進まない僕なんか おいすがっても追いつけない背中ばっかりに なっちゃうからね。 なので、有能なる君たちは、読書を今すぐやめてね?(笑) とまあ、枕はその辺にして 今日は読書の話を少ししましょうか。 あるとき「読書をしない人間は傲慢である」 って言葉を聞いてドキっ