あざみ野精神分析研究会

「あざみのcafé」とは  あざみのカフェは心理臨床・精神分析的臨床にまつわる様々なテ…

あざみ野精神分析研究会

「あざみのcafé」とは  あざみのカフェは心理臨床・精神分析的臨床にまつわる様々なテーマについて自由に話す空間です。

最近の記事

「なぜか語られない、臨床の実際2023―教科書と実践のエッジ―」開催報告(後編) クライエントに犬派か猫派か訊かれたら?

こちらは2023年11月25日に開催した、第11回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際2023―教科書と実践のエッジ―」の開催報告の後編になります。 グループディスカッションで挙がった「エッジ」を共有した後で、いよいよ全体ディスカッションに移っていきます! ●全体ディスカッション・総括グループディスカッションの共有を終えたところで、全体ディスカッションに入っていきます。 ① 「イヌ派かネコ派か?」という質問から見えてくるもの  グループ2で出た質問でした

    • 「なぜか語られない、臨床の実際2023―教科書と実践のエッジ―」開催報告(前編)

       2023年11月25日、第11回あざみのカフェを開催しました。 今回は、昨年の第9回カフェで好評だった「なぜか語られない、臨床の実際―教科書と実践のエッジ―」の第二弾! 「なぜか語られない、臨床の実際2023―教科書と実践のエッジ―」 と題して、参加した心理職同士でグループディスカッションをしました。 「エッジ」とは私たちが日々現場の要請によって向き合わざるをえない、教科書と実践の“境界(エッジ)”を指します。  私たちは普段、現場で働きながら、その都度、状況に応じて

      • 【予告】第11回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際2023ー教科書と実践のエッジー」

        ・開催日:2023年11月25日(土)20:00〜22:00 ZOOM開催 ・定員:40名  ※定員になり次第、締め切らせていただきます。 ・参加費:無料 ・参加資格:対人援助に関わる専門職 医師、心理士、看護師、介護士、保健師、社会福祉士、保育士、教師など。 ・お申し込みはこちらから https://forms.gle/AnzYMz5z7Ci9sB4Y7 締切:11月20日(月) 昨年好評だったことから、第二弾となります。 前回参加された方はもちろんのこと、今回初参加の方も

        • 2023年日本心理臨床学会第42回大会自主シンポジウム『精神分析的臨床のフロントライン(3)』―面接室を出て、現場へと歩き出すこと(アウトリーチ臨床)―開催報告

           今年も日本心理臨床学会にて自主シンポジウムを企画し、約100名の方にオンラインでご参加いただきました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。  今年度のテーマは『精神分析的臨床のフロントライン(3) ―面接室を出て、現場へと歩き出すこと(アウトリーチ臨床)―』です。2021年度の『フロントライン(1)』では刑務所・ひきこもり支援・精神科病棟、2022年度の『フロントライン(2)』では、スクールカウンセラー・児童福祉領域という臨床現場のフロントラインを取り上げました

        「なぜか語られない、臨床の実際2023―教科書と実践のエッジ―」開催報告(後編) クライエントに犬派か猫派か訊かれたら?

          心理臨床学会自主シンポジウム 「精神分析的臨床のフロントライン(3)-面接室を出て、現場へと歩き出すこと(アウトリーチ臨床)―」2023年10月 7 日(土)19:15~21:15

          司 会 者:重宗祥子(さちクリニック) 話題提供者:岩倉拓(あざみ野心理オフィス)、木下直紀(聖マリアンナ医科大学病院精神療法・ストレスケアセンター) 指定討論者:木村宏之(名古屋大学)・白波瀬丈一郎(済生会病院) 企 画 者:森一也(南青山心理相談室/京都大学大学院)、小牧右京(メルクマールせたがや)、日置千佳(東京都公立学校スクールカウンセラー/あざみ野心理オフィス)、坂口正浩(川崎市中部児童相談所) 心理臨床の仕事が広く知られるようになって、従来の個人臨床モ

          心理臨床学会自主シンポジウム 「精神分析的臨床のフロントライン(3)-面接室を出て、現場へと歩き出すこと(アウトリーチ臨床)―」2023年10月 7 日(土)19:15~21:15

          心理臨床学会自主シンポジウム 017**「精神分析的臨床の基盤となるもの」**2023年9 月 23 日(土・祝)19:15~21:15

          司 会:岩倉拓(あざみ野心理オフィス)・日下紀子(ノートルダム清心女子大学・大学院) 話題提供者:池田政俊(帝京大学大学院、南青山心理相談室)・浅井真奈美(小泉心理相談室) 指定討論者:永田悠芽(上町カウンセリングオフィス)・川崎俊法(上本町心理臨床オフィス)   精神分析はプライベートプラクティスに端を発しており、一対一の有料の設定で行われる表出―洞察的な個人心理療法を範型としてきた。しかし近年、心理臨床・精神分析の実践において、学校、乳児院、学生相談、産業、被災地、福祉

          心理臨床学会自主シンポジウム 017**「精神分析的臨床の基盤となるもの」**2023年9 月 23 日(土・祝)19:15~21:15

          【開催報告】第10回あざみのカフェ「無敵の人」にさせない―黒子のバスケ脅迫事件から考える―

           2023年7月22日、第10回あざみのカフェをオンライン開催しました。 今回のテーマは“「無敵の人」にさせない”。「無敵の人」とは、社会的に失うものが何も無いために犯罪を起こすことに心理的抵抗のない人を指します。 「無敵の人」という言葉から、安倍晋三元首相銃撃事件や秋葉原無差別殺傷事件、大阪のクリニック放火事件などを思い浮かべる方もおられるかもしれません。ここには、拡大自殺や巻き込み型自殺としての側面があります。そして刑罰や死刑を恐れず、むしろそれを報酬にするという点で、法

          【開催報告】第10回あざみのカフェ「無敵の人」にさせない―黒子のバスケ脅迫事件から考える―

          【予告】#10あざみのカフェ 「無敵の人」にさせないー黒子のバスケ脅迫事件から考えるー

          ・開催日:2023年7月22日(土)20:00〜22:00 ZOOM開催 ・参加費:無料 ・参加者:対人援助に関わる専門職 医師、心理士、看護師、介護士、保健師、社会福祉士、保育士、教師、心理系大学院生、精神保健福祉士など。 ・参加者は配布資料を読んできてください ・概要 20:00〜20:30 概要説明 20:30〜22:00 参加者でディスカッション ・お申し込みはこちらから https://forms.gle/fRVVEvZzi3dsoDeP6 「無敵の人」と呼ばれ

          【予告】#10あざみのカフェ 「無敵の人」にさせないー黒子のバスケ脅迫事件から考えるー

          【開催報告】<あざみのCafe×JFPSPラジオアネックス>コラボ企画 『話せないハナシ』にてあざみのカフェ「なぜか語られない臨床のエッジ」

           あざみのカフェはじめてのコラボ企画、JFPSPラジオアネックスさんとご一緒に2月25日(日)に行いました。当日は100名以上の方に日本全国津々浦々?からのご参加をいただきました。  内容としては、第1部の「カフェとラジオと「話せないハナシ」誕生秘話」そして、第2部「あざみのカフェ「なぜか語られない臨床のエッジ」を担当しました。  第3部の③JFPSPラジオアネックス「そういえば、これ話したことなかったわ」は裏話やあんなこんなの話の連続で私たちもリスナーになりきって笑

          【開催報告】<あざみのCafe×JFPSPラジオアネックス>コラボ企画 『話せないハナシ』にてあざみのカフェ「なぜか語られない臨床のエッジ」

          【予告】<あざみのCafe×JFPSPラジオアネックス>スペシャルコラボ企画! 『話せないハナシ』~みんなで話せば大丈夫~

          2023年2月25日(土)19:30~22:30(参加無料) 『話せないハナシ』~みんなで話せば大丈夫~ 2023年2月25日(土)19:30~22:30(参加無料) 詳細はコチラ: お題投稿&参加申込はコチラ:

          【予告】<あざみのCafe×JFPSPラジオアネックス>スペシャルコラボ企画! 『話せないハナシ』~みんなで話せば大丈夫~

          【開催報告】9回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際―教科書と実践のエッジ―」 後編

          こちらは11月26日に開催した第9回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際―教科書と実践のエッジ―」、開催報告の後編になります。  前編はこちら https://note.com/azamino_analysis/n/ne0c510261ba2   中編はこちら https://note.com/azamino_analysis/n/n6e8b86299def ● 全体ディスカッション・総括  さて、グループディスカッションの共有を終えたところで、全体ディスカッショ

          【開催報告】9回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際―教科書と実践のエッジ―」 後編

          【開催報告】第9回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際―教科書と実践のエッジ―」中編

          2022年11月26日に開催した第9回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際―教科書と実践のエッジ―」、開催報告の中編になります。 前編はこちら → https://note.com/azamino_analysis/n/ne0c510261ba2  後編はこちら → https://note.com/azamino_analysis/n/n88ebd1f3f5ff  さて、話題提供も終わり、いよいよ本番のグループディスカッションに入ります!まずは司会から、グループ

          【開催報告】第9回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際―教科書と実践のエッジ―」中編

          【開催報告】第9回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際―教科書と実践のエッジ―」前編

           2022年11月26日、第9回あざみのカフェを開催しました。今回は「なぜか語られない、臨床の実際―教科書と実践のエッジ―」をテーマに、参加した心理職同士でグループディスカッションをしました。  なのですが、「エッジ」とは耳慣れない言葉ですよね。これは心理職が現場で働いているときによく遭遇しているであろう「教科書やお作法からは外れる、でもクライエントのためにと考えてしていること。また、そのときに私たちが体験するある種の踏み越える感覚」という意味をこめて使っています。  こ

          【開催報告】第9回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際―教科書と実践のエッジ―」前編

          【予告】第9回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際」ー教科書と実践のエッジー

          日時:11月26日 (土曜) 20:00〜22:00 Zoom Online 定員:40名 定員になり次第締め切らせていただきます。 参加費用 無料 参加条件 対人援助に関わる専門職      心理士 医師 精神保健福祉士 看護師 保健師      介護士 教師 社会福祉士 保育士など お申し込みはこちらから https://forms.gle/vWj4rcZiTqf4xMnDA   エッジとは、私たちが日々現場の要請によって向き合わざるをえない、教科書と実践の"境界

          【予告】第9回あざみのカフェ「なぜか語られない、臨床の実際」ー教科書と実践のエッジー

          【開催報告】心理臨床学会シンポジウム『精神分析的臨床のフロントライン(2)』

           2022年9月、日本心理臨床学会第41回大会自主シンポジウムを企画し、100名以上の方にオンラインでご参加いただきました。参加してくださった皆様、本当にありがとうございます。  今年度のテーマは『精神分析的臨床のフロントライン(2)-精神分析的臨床の面白さ-』です。昨年度の『フロントライン(1)』では刑務所・ひきこもり支援・精神科病棟といった過酷な現場での精神分析的臨床をみてきました。今年度は「スクールカウンセラー」と「福祉領域」という臨床のフロントラインを取り上げること

          【開催報告】心理臨床学会シンポジウム『精神分析的臨床のフロントライン(2)』

          【開催報告】第8回あざみのカフェ:後編 「続:その連携ほんまモン??~心理職はどう見えている?保健師・精神科医・社会福祉職に聞いてみよう~」

           2022年3月26日に、「続:その連携ほんまモン??~心理職はどう見えている?保健師・精神科医・社会福祉職に聞いてみよう~」をテーマにした第8回あざみのカフェ。 後編をお送りします! 前編はこちら ◆目次 ● 心理職と連携して良かったこと、困ったこと(後編) ■職種は名乗らない ■『自己開示はダメ』という思考停止 ■連携相手への配慮 ■『専門職の私』と『ただの私』が違いすぎる胡散臭さ ■カメラの視点の違い ■やっぱり雑談が大事 ● 心理職と連携してイライラしたこと  

          【開催報告】第8回あざみのカフェ:後編 「続:その連携ほんまモン??~心理職はどう見えている?保健師・精神科医・社会福祉職に聞いてみよう~」