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現場監督(娘)の指示がわからない

毎日が一騒動です。わが家の愛しい娘は宇宙語を話します。彼女は1歳にして、この世界で一人だけ理解できる独特の言葉を使って我々に命令を下します。

ほんの少し前までは、"ママ"や"パパ"といった単語が出てきて喜んだものです。語彙もどんどん増えていき、たまに2語での発話も出だしたこの頃、彼女は難解な宇宙語の長文を話すようになりました。

毎日のように彼女は言葉を並べて何かを語ります。わたしたち大人には理解できない言葉を流暢に話す彼女の様子を見ると、どこか外国の街角で聞き慣れない方言に出会った旅行者のような気持ちになります。

当然、彼女が何を言っているのか、理解できるはずもなく、それが彼女にとっては大変なフラストレーションとなります。何かを伝えようと努力する彼女の姿は本当に愛おしいですが、その意図が理解できないと、彼女は怒ったり、時には泣いたりします。

指差しも進化しました。かつては、「とって欲しいもの」や「見て欲しいもの」を示すための単純な指差しが、今では人や物の配置を指示するようになりました。彼女が指を振って我々に指示を出す様子は、ちょっとした笑いを誘います。一体これは、親としての喜びなのか、それともちょっとした鬱陶しさなのか、その境目は曖昧です。

この日々を過ごしていると、まるで外国で現場監督に叱られる建設労働者のような気分になります。でも、それが毎日の生活の一部となって、これが新たな「日常」だと理解すると、彼女の成長と共に新たな言葉を学ぶ喜びを感じることができます。

彼女の話す宇宙語は私たちには理解できませんが、その中にはきっと彼女なりの大切なメッセージが込められているのでしょう。それを理解するためには、まだまだ私たち親側の学びが必要ですね。

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