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咳がゴホゴホ。眠れない夜。

子どもが体調を崩すと、育児はあっという間に難易度ハードモードへと突入します。先日、わが家もその状況に陥りました。咳が出始め、夜になるとその咳が酷くなり、痰も絡む始末。我が子もなかなか眠れない様子。いろんな風邪やウイルスが流行っている時期ですので戦々恐々としました。

とりあえず、咳で寝苦しくならないように頭を高くしたり、背中を擦ったりと色々工夫しました。体を起こしてしまったら、少し水を飲ませたり。それでも寝ては咳で起き、また寝ての繰り返し。

彼女は苦しそうに泣いては起きるので、かわいそうでなんとかしてあげたくて、別室で使っていた加湿器も持ち出しました。エアコンのリモコンを握りしめて、部屋の温湿度計をにらみつつ、ちょうどよい湿度と温度を保つために何度も調整しました。

朝まで一進一退で過ごし、病院に連れていこうと思ったその時、まるで我が家が遊園地のように娘がはしゃぎ始めました。起きてしまえば、咳も出ず熱もなく、まるで昨夜の咳騒動は一体何だったのかと疑問に感じました。

家の中を元気に歩き回り、汗だくに。エアコンは弱めにしていても、髪の毛はまるでシャワーを浴びたかのようにびしょびしょ。どうにもこれはただの遊び汗ではなく、体調がまだ優れない証なのかと心配になりました。

「今晩の咳と戦ったら明日こそ病院だ」と心に誓ったその夜、娘はつかれたのかぐっすりと眠り、咳もほぼ出ず。そして驚くことに、翌日にはすっかり元気に。まるで咳が吹き飛んだかのように、再び家中を歩き回る彼女を見て、親としてはほっとする一方で、どうしたのだろうと不思議に思いました。

咳で苦しんでいた娘が、汗をたっぷりかくことで体調を整えていたのかもしれません。体温調節がうまくできたのか、それともただ単に体が自然に治っていたのか。人間も動物ですからね、ある程度は自力で治す方法を知っているのかもしれません。焦ってばかりの父よりも、強い我が子のほうが頼りになりますね。

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