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小さな春を見つけに行った話~三渓園の梅と秦野戸川公園の河津桜

おはようございます、OgAzです。

3月に入り、花粉が本格的に舞う季節になりました。2月末は余裕ぶっこいていた私も、いよいよ薬がなければ耐えられない状況になり、朝の飛散状況を体に聞きながら過ごしています。夫も私も花粉症のせいか、今年に入ってとうとう中1長男も花粉症を発症してしまいました。毎日アレグラジュニアを飲んで学校に行っていて、「こんな体質に生んでしまって申し訳ないな」と感じつつ、だからってどうすることもできなかったのだから不可抗力だよねと自己弁護するようにしています。自分を責めすぎても良いこと無いしね。

スタポンスタンプ発売中©azasaz

そんなこんなで、春ですね。春といえば桜、桜といえば花見。でも我が家で春の訪れを感じるのは、2月末から3月初めの梅&河津桜鑑賞と決まっています。子どもたちが小さい頃からずっとそう、梅が見頃を迎える季節にはみんなで名所に鑑賞に出かけるのです。長男はカメラが趣味なので、一緒にでかけて一生懸命梅に集う虫の写真を撮影するのが毎年恒例。外でお昼を食べて、梅を見ながらブラブラ散策をしていると、ああ春だなってしみじみ感じられます。

今年の春は、横浜三渓園と秦野戸川公園に行ってきました。長男の部活の予定があるので日程を合わせるのがなかなか難しかったですが、花粉が飛び交い鼻水が垂れまくるなか、春の花の美しい彩りに心洗われたものです。どす黒いと言われる私の心も、多少薄いグレーになったかもしれない。ということで今回は、私が今年の初春を感じた記録を写真とともにお届けします。今年、あなたに春はもう来ましたか?

2/19(日)横浜三渓園

長男の地域活動の予定が入っていたのですが、天候不良のため別日に変更になったため急遽ぽっかり空いた一日。天気は曇り、風が多少強いけれど、「せっかくだし出かけよう」と家を出て、向かった先が三渓園でした。

横浜三渓園とは

横浜観光で調べると上の方に出てくるほど有名な三渓園。横浜在住17年目ですが、数えるほどしか行ったことがありません。近いとなかなか行かないよね。

広い庭園は梅や桜が整備されており、春の名所として知られています。毎年春になると観梅会や観桜会が開かれているみたい。

園内の梅、満開

名前の「三渓園」は、造園した実業家「原三溪」さんから。三溪さんは生糸貿易で財を成した敏腕実業家です。広い敷地ぜんぶが三渓さんの土地だなんて、どれほどすごい富豪かがわかりますね。そのほかにも美術収集家や茶人として多彩な事柄に造詣が深く、さまざまな芸術家や文人をパトロンとして支援していたと園内の記念館に書いてありました。後援した人は画家の下村観山、横山大観、安田靫彦をはじめ、夏目漱石や和辻哲郎、芥川龍之介など錚々たる顔ぶれです。先見の明に優れた人物だったことが伺えます。(参考:新潮社新書紹介PDF

園内には、お庭の他に震災で壊れたお寺や立派な合掌造りの旧家などもあり、季節の彩だけでなく歴史も感じられるのが魅力です。

旧燈明寺本堂
旧矢箆原家住宅

なお、三渓園は入場料がかかります。大人700円、小中学生200円。パンデミックで導入されたのかどうなのかわかりませんが、Webでチケット購入ができます。

チケット購入を済ませるとQRコードのURLが送られてくるので、入場時に提示すれば完了。入り口でチケット購入に並ぶ必要がないので大変便利です。ただこのアソビューというサイト、なんというか使いづらいのが難点。まあしょっちゅう使うことはなさそうだから良しとしよう。

鴨が池に集合

私が行ったときの天気は曇り、強風注意報が出ていて砂埃が舞っていました。園内の池には鴨が全員集合していて不思議な様相でした。前はこんなことなかったと思うんだけど。風が強いから飛ばされないようにしているのかな?

鴨で密度の高い池
反対の場所からも
風に逆走(泳?)しようと必死の鴨たちが可愛かった
鴨を撮影する長男

風が強い中でしたが、園内では結婚式も行われていました。雨ではないものの、強風での写真撮影とは気の毒に。でも日本庭園をバックに白無垢で写真を撮るっていうのも素敵ですよね。末永く幸せになってほしいものです。

いざ梅鑑賞

三渓園はとても広いので、ゆっくり回ると2時間コースです。お出かけの際は時間に余裕を持っておくとよいですね。

紅白梅が鮮やかに咲き誇る
「この梅食べれそう」と食べるフリをするアホな長男
一つ一つがかわいい
これは花が緑がかった中国の梅らしい
兄弟なかよし

3/5(土)秦野戸川公園

横浜市秦野市にある戸川公園は、河津桜や梅、チューリップなどの花が美しい県立公園です。園内には子どもが遊べる遊具やバーベキュー場、多目的グラウンドなどがあり、自然の中に悠然と佇む吊り橋の風景が美しいところ。ここ数年は我が家の河津桜お花見スポットになっています。

横浜からもアクセスしやすく、自然も多いうえに、何より混まない(!)のが最大の魅力。昼過ぎに行っても駐車場にまだ入れました(ギリギリだったけど)。まあ公園的には混雑していないと困るかもしれないけど・・・関東近郊の人には穴場スポットだと思います。おすすめです!

河津桜が満開!

秦野戸川公園と言ったらまず河津桜が見事です。訪れたときはちょうど満開で、鮮やかなピンクで視界がうまる贅沢な時間を過ごせました。

桜の下でコンビニ弁当を食べるの図
青空にピンクが映える
撮影に必死の長男
花に誘われてミツバチがたくさん

桜に混じってメジロちゃんも来ていました。写真を撮りたかったけど、素早すぎて撮れなかったのが残念・・・。仕方ないのでWikipediaから拝借。

出典:Wikipedia

梅も見頃

園内には、河津桜と競うように梅も美しく咲き誇っていました。桜に比べると華やかさでは劣りますが、春の風情を掻き立ててくれました。

白梅と紅梅が1本の木で混在しているのが不思議
紅梅は鮮やかだけど香りは薄い
ここでもハチちゃん発見
梅の蕾がコロコロ丸くてかわいい
そんなことよりバッタを見つけて探す子どもたち

茶室でゆったりと抹茶を堪能

秦野戸川公園には茶室があります。日本庭園のなかで抹茶とお茶菓子を食べられ、我が家が公園を訪れる楽しみの一つになっています。

撮影のため立ち止まってくれる子どもたち(やさしい)
日本庭園、右にあるのが茶室
茶室内のワタシ(長男撮影)
お抹茶と主菓子500円

観光地だと、ちょっとお茶するだけでもとても高額だったりしますが、ここはお抹茶とお菓子がついて500円とリーズナブル。冷抹茶もあり、子どもたちは冷たいもの、大人は温かいものをいただきました。

近くに出雲大社がある

秦野市には、出雲大社の分祀があります。

前に秦野戸川公園を訪れたときにたまたま見つけたのですが、今年も旅の終りにとお参りしてきました。パワースポットらしいからパワーを分けてもらいます。

境内も広くて立派な神社です
「龍のよだれ」って言って長男に怒られた

敷地内にある「千年の社」は、平成19年植樹された「ふるさとの木によるふるさとの森」です。社の守り神として「龍蛇神」さまが祀られており、地下51メートルから湧く水は「ゆずりの水」としてお水取りができます。神社内でペットボトルを売っていたので、我が家もお水を頂いていくことに。

「千年の社」入り口
「蛇口かよ!」by次男
鬱蒼と茂る森ってかんじ
敷地内にある樹齢のエグい桧

結び

OgAz的春探訪の記録をお届けしましたが、お楽しみいただけたでしょうか。少しでも春を感じていただけたなら嬉しいです。

いよいよ梅の季節も終わり、本格的な桜前線が近づいてきました。春になったら長男は中2、次男は6年生になります。小学校ラストイヤーとして、保護者の私にも思い出深い一年にしたいものです。仕事も本業・副業さらに本腰を入れてやっていきたいです。とりあえず、花粉早くどっかいけ!!

皆様にも素敵な春の訪れがありますように!

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