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病児保育の保育士が教える!子どもの体調が悪い時の食事のポイント

子どもの体調がすぐれない時や、機嫌が悪い時、なかなかご飯を食べてくれないという経験はありませんか?

病児保育を利用している保護者から、「具合が悪い時、家だと全然ご飯を食べたがらないのに、病児保育室だとお弁当を完食していました!」という声を聞いたことがあります。

そこで、山口県岩国市にある病児保育室「シックキッズ」で働く保育士さんに、子どもの食欲がない時、ご飯を食べない時、どのように対処しているのか教えてもらいました。

病児保育での食事について


病児保育室にヒアリングしたところ、次の2パターンがあるようです。

① 給食あり
保育園に併設されている病児保育室の多くは給食を提供しています。
普段の保育園と同様に、お弁当の準備がないのは保護者にとっては嬉しいポイントの1つです。
② お弁当などを施設で注文 or 保護者がお弁当を持参
クリニックや医療機関に併設されている施設の多くは、大きな調理室がないため、持参していただくか、施設でお弁当を注文しているところもあります。

子どもの病気の時はいつも以上に忙しい朝を過ごす保護者にとって、お弁当を準備することに対する、負担は大きいかもしれません。

しかし、親御さんの手作りのお弁当は、病児保育で過ごすお子さんの楽しみの一つになっているようです。

子どもの具合が悪い時の食事のポイント


シックキッズさんでは、給食を提供しています。過去に、給食を楽しみにしていた3歳児の女の子が「どうしてお皿が紙なの?」と急に元気がなくなったことがあったようです。

体調不良の時は少しでも食欲を促し栄養を摂取できるよう、楽しい雰囲気で食事をしてもらうために食事の量や見た目など、様々な工夫を凝らしているようです。

① 完食できる量を準備する
完食出来るよう量は少なめにし、体調に合わせ様子を見ながら無理のないようにすすめているようです。
完食できる達成感を感じるときっと子どもも嬉しくなりますよね。
② お皿の盛り付けにひと工夫
手作りの箸置きや、イラスト入りのランチョンマットなど一手間加えてお昼ご飯を準備しているようです。
実際の写真をもらったので、紹介させていただきます。


\ ランチョンマットを敷いて折り紙で作ったかわいい箸置きを /

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イラストを書いた紙をランチョンマットにして、
\ スープ用の紙コップはカラフルな持ち手付きコップに /

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ふりかけは子どもが好きなアンパンマンのものを 

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② 食事中の声かけ  
子どもが最後まで楽しく食事ができるよう、「おいしそうだね」「よく食べたね」などの言葉がけも大切にしているようです。
初めて病児保育室を利用するお子さんにとっても、優しく声掛けしてもらえると緊張もほぐれて、食事も楽しめそうですね。

お家で看病している時、お子さんが食事を食べたがらない時、ぜひ参考してみてください。

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