【読書感想】普通や常識、「いち抜~けた!」人生に既製品なんてないなら自分で創っちゃえばいい!
電子書籍発売に向けて、半年間一緒に頑張ってきたメンバーが
Kindle本を出版しました!
応援の意味も込めて、感想を投稿します!
わたしもkindle本を書いてみたい!っていう人の参考になるかも知れないので、
よかったら本も読んでみてくださいね。
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keep it real: ― もっと 素直になっていい ―/kento setsu
<著者紹介>
「繊細アーティスト」として芸術活動をするkento setsuさんのkindle本デビュー作です。
物心ついた時から生きづらさを感じていた著者は、新卒で入社した会社を1年で辞め、船で世界一周の旅に出ます。帰国後、原因不明の体調不良に陥り、その療養生活のなかで「もっと自分に素直になっていいんだ」と気づき、SNSで発信。やりたかったアート製作を始めます。
※この記事は約4500文字、だいたい9分で読めます。
〇この本を読むと
1)自分の「生きづらさ」解消のヒントが得られます。
2)自分の悩みが言語化されていて、自己理解が深まります。
3)「普通」や「常識」を超えて、「自分の世界観で生きていこう」と思えるようになります。
〇こんな人におススメ
1)自分を大切にするってどういうことがわからない人。
2)「世間の常識」や「自分の思い込み」でがんじがらめになっている人。
3)いま「生きづらさ」を感じているすべての人。
〇共通点?
わたしと著者とは、共通点が多過ぎです。
やっぱりこの手のタイプは生きづらいのだと感じました。
特に「二面性」については、
「本当の自分を知られると、人が離れていくのではないか」
という、漠然とした不安があり、
自分を出すことが苦手でした。
褒められたとしても、素直に受け取れずにいたのは、
自分の中の「二面性」に原因があるのかもしれません。
〇深読みしすぎる
なにを隠そう、わたし自身、深読みの達人です(笑)。
いつから、何がきっかけでそうなったのかは定かではないのですが、
いくつか思い出したエピソードがあります。
エピソード①
こどもの頃の親戚の集まりでのことです。
たわいのない話で盛り上がり、たくさんのおとな達が笑っていました。
その笑い声が
楽しいから笑っているわけでは無いのがわかりました。
その場の空気を悪くしないための、気遣いの笑い。
大人って、楽しくなくても笑うんだ…
人って、思っていることと違うことも出来るんだ…
本音と建て前。愛想笑いに気づき、
「どうせ、口ではそう言っているけど、
本当はそんなこと思ってないんだよね」
そのうちに言葉だけでなく、
他人の行動まで素直に受け入れられなくなっていました。
この考えは、大人になった今でもわたしのなかでくすぶっています。
エピソード②
わたしが小学生のころ、大好きなアニメの特番を見ていた時のことです。
いつもの30分と違って盛りだくさんの内容にワクワクを抑えきれずに楽しく見てました。
「CMの後も、まだまだ続くよ!」
そうか…!まだまだ続くんだ!もっと面白いのが見れるんだ!とワクワクしながらCMが終わるのを心待ちにしていました。
…CM明け。
始まったとたんに、
いままでのダイジェストがフラッシュ暗算のように流れ、
高速でまわるスタッフロールにわけがわからないでいると、
大好きなキャラクターの声で、
「これからも○○(番組名)をよろしくね!バイバーイ!」
番組はあっけなく終わってしまいました…。
…裏切られた…
…期待した自分がバカみたい…
…まんまと「大人の策略」に乗っかってしまった…。
それ以来、
「まだまだ続くよ!」は「もうすぐ終わるよ!」に変換することにしました。
物事や、大人の言葉を
「素直に受け取るとがっかりさせられる」
ということを学習するには充分なエピソードでした。
否定されてる?責められてる?
わたしも、障害のある次男のお世話をしていると、
「頑張ってるね」「よくやってるよ」と言われることがあります。
頑張っているから認めてあげる。
頑張らないと価値がない。
そういうふうに受け取ってしまい、
さらに頑張らねば!と力が入っていました。
また、「頑張れ!」以外でも、
「なんでそうしたの?」と聞かれると
責められている気がして、何も言えなくなってしまいます。
相手は純粋に疑問に思って質問しているだけなんでしょう。
ただわたしの思っていることが聞きたいだけなのに、
責められてると思ったわたしは、
相手を怒らせないように
「この場合の正解は…」
「不正解だけはなんとか避けなければ…」
脳みそをフル回転して、ない知恵しぼって考えます。
結果、自分の思っていることと全く違う「取り繕った答え」をしてしまい、あとから「自己嫌悪」でぐったりします。
※※※※※
物事を深く考えられることは素晴らしいことですが、
なんでも深読みし過ぎると「会話」や「考え」がかみ合わず、
「自分」も「相手」も疲れてしまいます。
自分の思考パターンを知る。
違った思考パターンがあることを知る。
「自己理解」と「他者理解」はセットです。
「わたしは責められてるって思っちゃった。
でも相手は質問しているだけだよね」
そう思えれば、
不必要に心をすり減らさなくてすみます。
〇他人の人生を知る
わたしたちは、
とても限られた人間関係、ものすごく狭い世界で生きています。
やはり「生きづらさ」解消のためには、ほかの人の人生を知ることが大事です。
他人の人生を知ることが、自分を知ることにつながります。
これは本当にその通りだと思います。
既製品にないならDIYすればいい。
誰かが決めた「普通」
世間の「価値観」
染みついた「常識」
そこに自分のしあわせが当てはまらないなら、
「いち抜~けた!」でいいのです。
自分の世界観で生きていいのです。
〇素直になるって
著者は、
素直になる、素直な自分でいるっていうことは
そのためには、
つまり、
ということであると書いています。
では、どうすれば素直な自分でいられるのか。
わたしは、
自分に素直になるためには、
常に自分の気持ちを確認することが大事だと思いました。
「本当はどうしたいの?」
「本当にそれでいいの?」
自問自答をし、自分との対話を繰り返す。
そしてなにより、
自分の感情を否定しないこと。
どんなにネガティブな感情であっても、
どんなにどす黒い考えであっても、
そう思っちゃったのには「理由」があるのですから。
「あたま」「こころ」「カラダ」
この3つがしっかり一致することで「違和感」や「モヤモヤ」から解放され、
「生きづらさ」の解消につながるのだと考えました。
達成感や充実感でハイテンションになって
アクセル全開のわたしが壊れないように、
必死でブレーキをかけてくれている…。
そう考えれば、
ときどき顔を出す
いまはやりたくない。
なんとなく気乗りしない。
という感情も、
否定せずに受け入れて、
自分のペースでやっていけばいいんだなと思えて、
ちょっとだけ肩の荷が降りた気分になりました。
カラダが教えてくれる…という考え方は、こちらの記事の本でも取り上げられています。
〇まとめ
著者は、
自分の感性を生かして芸術活動を始めました。
オンラインでアートの販売もしています。
同じくわたしも音楽活動を始めました。
「絵画」と「音楽」
「コラージュアート」と「バイオリン演奏」
お互い、HSS型HSPという自分の特徴を、
最大限に発揮できる活動を始めることができたのは、
本当によかったなぁと思います。
また、本書は全体的に
細かい心理描写や当時の心境などが、
かなり克明に書かれているのですが、
やはりそうなんですね。
記録しておくことの大切さを改めて感じました。
これからのkento setsuさんのご活躍を楽しみにしています!
keep it real: ― もっと 素直になっていい ―/kento setsu
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生きづらさを解消するために、もっと他人の人生を知ってください。
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現状の個人出版の活用法としては、
一番有効なんじゃないかなと思います。
わたしの人生にも同じようなことあったかも。
似たような境遇なのに、どうやって乗り越えたんだろう。
対話するように本を読む。
自分事として本を読む。
わたしたちは、もっと人生を楽しんでいいんです!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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ひとりでも多くの人が「 生きづらさ 」の原因に気づき、
自分の人生を歩き出すきっかけになってくれれば いいなぁと思い、
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