おおきなかぶ のきもち
娘が一年生のとき、
国語で「大きなかぶ」を習った。
おじいさんが引っ張って、それをおばあさんが引っ張って、おばあさんを孫が、孫を犬が。。。
という、有名なあれだ。
大きな声で音読する様子を
懐かしさと成長を味わいながら見守った。
ある日国語のテスト答案を持ち帰ってきた。
大きなかぶのテストだった。
みると、90点
どこを間違えたのかと見てみると、
問題:
最後に「とうとうかぶはぬけました。とありますが、どうしてかぶはぬけたのですか?かんがえて答えなさい」
この問いだった。
答案を見て、私は思わず
吹き出しながら娘を抱きしめた。
正解は、おそらく
みんなで力を合わせたから。
だろう。
娘は
「もう、無理だと思って抜けた」
と書いてあった。
つまりかぶの気持ちを書いたのだ。
めちゃくちゃおもしろい!
どうしてかぶは抜けたのか、という問いだから
かぶを主語ととらえたのかもしれない。
かぶのきもちは、正解も不正解もない。
気持ちを想像することは、とっても大事なことだ。
私はこの答案に、個人的にマルをつけたい。
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