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生きたい私は、夜に吠える。

元気になるには、それなりに段階をふむ必要がある。今も昔と同じくらい嫌なことはあるし、泣きたくなる日もあるけれど、昔と比べれば明らかに元気だ。


それは自分が、嫌なことに負けないくらい、人生の明るい部分に目を向けられるようになったからだと思う。
例え嫌なことがあったとしても、それと同じか少し多いくらいの嬉しいを心に注ぐことができれば、コーヒーとミルクでカフェラテが出来るみたいに、心もちょうどいいバランスを保つことができる。


じゃあ昔からそうしてればよかったのにって思うかもしれないけど、それは無理だった。

自分じゃコントロールできないほど、悪いことしか考えられない状態だったから。
それが鬱。だからこそ病気なんだよ。
自分の気合いで治せないからこそ、お医者さんに診てもらう必要がある。


人はいきなり元気になれない。
傷が深ければ深いほど、回復には時間がかかる。

私も今の状態に戻すまで、かなり時間がかかった。
でも、心理学を学んでいたおかげで自分を客観的に見ることができた分、どうすればいいのかは何となく分かっていた。

まず最初にやらなければならないのは、悪いことを考えている時間を減らすこと。

これも、知っていたなら具合が悪くなる前に回避できただろうと思われてしまうかもしれないけれど、実際はなかなか難しい。

だって、気付いたらもう真っ暗だったから。
落ちている間は、落ちている自覚なんてない。
それどころじゃないのだ。
でも、ふとした瞬間に、「あれ?今までどうやって心から笑っていたんだっけ?」と思う。
そこからは一瞬だ。どんどん自分がおかしくなっていることに気付く。けれど、止まることはできない。むしろ、そこからどんどん加速して落ちていく。


まぁ、ここの部分は人それぞれだと思うけれど。
気付いた瞬間に軌道修正できる人もいるのかもしれない。だけど、私の場合はそんな感じだった。


ころころころころ落ちていって、
「あ〜、これ底がないやつですかぁ〜」って思っていたら、急に底がきた。“飽き”だ。
これも私の場合だけど、夜通し泣くのにも、日に何度も絶望するのにも、早く死にたいと思うことにも飽きてしまった。なんなら、怒りすら湧いてきた。



「命が!!!もったいないっ!!!」
かの有名なあのセリフが頭をよぎる。


なんで私がこんなに泣かなきゃいけない?
なんで私がこんなに絶望しなきゃいけない?
なんで私がこんなに白黒の日々を送っている?


逆ギレみたいでかっこ悪いかもしれないけど、
怒りのパワーって馬鹿にできないと思ってる。
だって、ここから私の回復は始まった。
もっと、なんていうか、清々しく切り替えられたら良かったなぁって思うけれど、しょうがない。
私にとっての、暗い森を抜けるための斧は“怒り”だったのだ。


それからは“怒り”に身を任せて、これまでの日々への当て付けみたいに楽しいことを探した。
自分が夢中になれること。
少しでも嫌なことを考える時間を減らすために。


このnoteもそのひとつ。
自分の中にある井戸を1日中覗き込むんじゃなくて、ちょっとでも窓の外に目を向けられるように。
そして、いつかはその窓を開けて、自分の思いを紙ヒコーキを飛ばすみたいに誰かに届けられたら。そんなことを願って。


今もまだ暗い森の中にいる人。
自分の中にある暗い井戸を覗き込んでいる人。
怒っていいんです。これが全ての人に当てはまる最適解とは思わないけれど、それでも、言わずにはいられない。だって、あなたが不幸でいていいはずがない。明日が楽しみな気持ちで眠りにつけないなんてあり得ない。
あなたは幸せになるために生まれてきたのに。


あなたが怒れないなら、私が怒る。
理不尽な世の中で、これでもかってくらい好きなことをする。自由に、楽しく、生きてやる。


それが私なりの答え。
私なりの復讐でもある。
暗くてごめんね、だけどこれが私の原動力。
そう認められたのは、つい最近のことだったりするのだけれど。



寒い夜、暗い空に向かって勝手に吠える。
「絶っ対、みんなで幸せになってやるーっ!!!」
「むしろ、もう幸せだよーっ!!!」
「残念でしたーっ!!!バァーーーか!!!」


血の気が多くてすいません。
そんな人もいるよってハナシです。
吠えるように、生きていきます。


ここまで読んでくれてありがとう。
※感情のままに書いちゃったので、誤字脱字あったらごめんなさい。ゆるして〜

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