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ピリカ文庫!

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憧れのピリカ文庫に書かせていただきました💓
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記事一覧

【あなスパ企画参加】「ながら」聞きができないあの回

【あなスパ企画参加】「ながら」聞きができないあの回

この度は、すまいるスパイス3周年おめでとうございます!
記念企画「#あなスパ」が始まっていますね!

3年という長い間に積み上がったアーカイブの数々。
思い出に残る回は?と聞かれても、たくさんありすぎて選べない。
なんとか絞って、今回は②で参加致します。

ほぼ毎日アーカイブを聞いています。
台所仕事中。運転中。ひとりでご飯を食べるような時。
ニュースがつまらない時。
1日に何度も聞いています。

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【ピリカ文庫】なんで私が菊池寛!

【ピリカ文庫】なんで私が菊池寛!

片山利都は県内でも上位の進学校に入学した。
この高校は母に薦められ、自分でも憧れていた。しかし実力的にはギリギリの合格だったと思っている。
入学後、生活習慣が緩んでいた自覚はあったが、2年生になると学力の急降下に呆然とした。

利都は学校では息を潜め目立たないように過ごした。同じ中学の出身者は少ない。それでも出来るだけ避けていた。
成績優秀で生徒会で活躍していた自分が遠い別人のように思える。友達を

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[ピリカ文庫] 今日もアレレマートで 前編

[ピリカ文庫] 今日もアレレマートで 前編

繭子は、大抵のことには動じない。
「若いのに落ち着いているわね」とよく言われる。
ただこのお客さんだけは。
いつも、繭子をほんの少しざわつかせる。
五十嵐 繭子。35歳。独身。
アレレマートにはパート職員で32歳の時に入職した。
レジ打ちをして、3年目になる。
32歳の時に、離婚をした。子供がいなかったから、さほど揉めることもなく、淡々と別れた。
別れた夫は、言った。
「繭子といても、寂しいんだよ

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「今日もアレレマートで」朗読劇へようこそ

「今日もアレレマートで」朗読劇へようこそ

こんにちは、すまいるスパイスです。
本日はピリカ文庫プレミアム、「今日もアレレマートで」を朗読劇でお送りします。画像も客席をイメージしたものにしてみました☺️

本作はおだんごさんとバクゼンさんの共作になります。

さあ、聴けばあなたもアレレマートの仲間!
どうぞお楽しみください!

アイヌ語で“美しい”

アイヌ語で“美しい”

向かって左側の動物は、イワトビペンギンです。では、右側の水鳥はどんな名前でしょうか。

正解は、エトピリカです。

アイヌの言葉では、”エト”は”くちばし”、”ピリカ”は”美しい”、そんな意味を持つそうです。

noteにはさまざまなクリエイターさんがいますが、ご自分で話を書く人はたくさんいます。しかしながら、書かせる人はなかなかいません。

その書かせる人が、ピリカさんという方なのです。ピリカさ

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アレレマートとは何だったのか

アレレマートとは何だったのか

「アレレマートとは何だったのか」
うはは、論文のタイトルみたいですね(笑)
何だった、じゃなくて、現存するご商売真っただ中のおらが町のスーパーなのであります。もちろん仮名ですが。
下に埋めたのが、私がアレレマートへ行くようになったお話ですが、すでにここの常連となっています。(きっと繭子さんに顔覚えられてますね)

ピリカ文庫へのお招きは、私の夢でした。
ピリカ文庫の作品は、すまスパで朗読もされます

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【ピリカ文庫】今日もアレレマートで 後編

【ピリカ文庫】今日もアレレマートで 後編

アレレマートは、食品や日用品を手ごろな価格で提供するほかに、
サービスカウンターでは、クリーニング受付やハガキ・切手の取扱い、宝くじの販売などもしている。
店の外には、町なかにあまり見かけられなくなった郵便ポストもある。
幹線国道沿いなので、市内外から利用客層は広い。

今日、繭子はいつものレジ打ちと兼務で、サービスカウンターの応援に入る日だ。カウンター専任はいるのだが、あいにく誰もいない時もある

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