老婆の休日

自分の見た目が歳相応かどうかなんて、
大学に入るまで全く意識していなかった。

【18歳】
サークルの同期に「先輩!」と呼ばれ敬語で絡まれる。
「別の先輩と一緒に居て同じ風格が漂ってた」とか。

【19歳】
①入院中、付添いの母が「妹さんの手術ですか?」と訊かれる。
②ライブのお客さん(大学の1つ先輩)に「タメだと思ってた〜!」と驚かれる。

【22歳】
①別のクラスだった短大の同期と知り合い、mixiで敬語で絡まれる。
「勝手に歳上だと思ってて…今からタメ口でいいですか?」
「大人っぽくて羨まし〜!」

②派遣先の歓迎会で、一回り上の先輩が一言。
「落ち着いてるから歳上だと思ってた〜」

【26歳】
人生3度目の入院。
送りと付添いをしてくれた父が「お兄さん?」と訊かれる。
親が若く見えるのではなく自分が老けているのだと確信。

原因は肌荒れかも知れない。
しかし、全部ショックだった。

「大人っぽい」?嬉しくない。
「老けてるね」をオブラート100万枚に包んだ表現だろう。
「落ち着いてる」?それも違う。
ビビリで口数が少ないだけだ。

そんな歳上コールは30代で止んだ。
努力して若返ったわけではなく、
2回の引越しで人と接する機会が激減しただけだと思う。

そろそろ、母と一緒に居る時に「双子?」と訊かれそうだ。

#悩み事 #考え事 #過去 #戯言

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