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📚ドイツ幻想小説傑作集📚

種村季弘 編
たくさんのドイツの人が書いた小説を
たくさんの日本の人が翻訳しています

他人さまの妄想幻想に
いい具合に脳みそが引っ掻き回されて
読み始めてすぐに
理解なんてしなくていいや
と気持ちよくなっちゃった

ある意味
私の理想がここにある
と思いながらも
絶対に出会いたくない作者たちだと
心から思う

一見ホラーかと思いきや
全然怖くないのね
それはきっと作者が本気で考えていることだから

起承転結
日は東から上り西に沈む
お腹が空いたらご飯を食べる
幸せはこれ 悲しみはこれ
健やかな日常に慣れている脳みそを

ちょっと捻って
ちょっと伸ばして
ちょっと叩いて引っ掻いて

今のご気分はいかがですか

うん、悪くはないよ
むしろリフレッシュできたかな

この目に映る日常を
ちょっと首を傾げて眺めてみるような
そんな本なのかな

いや、そんな生ぬるいものでもないかも
実は心抉られている自分もいるよ

他人さまの妄想幻想なんだけど
それに乗せられて
自分のアレやコレやが動き出してしまう

原作者はドイツの人だけど
翻訳者は日本の人だから
日本語が素晴らしいんだろうと思う

私がドイツ語が理解できて
ドイツ語で読んだらこれはまた別の話

日本語に翻訳された
ドイツ幻想小説傑作集を読んで
ますます日本語が好きになりました

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