スカンク
アマミノクロウサギ
コウモリ
トカゲ
ヒト

本を開いた途端に
椋先生の授業が始まりました
「あんね、、、ぼくが、この喬木小学校を卒業したのは、今から70年前、ずいぶん昔だよ。あんたがたのおじいちゃんだって、生きてるひとはすくないだろうな？」
と始まりました

上に記した生きものについて
子供達と対話を楽しみながら
授業が続きます
目をキラキラさせてる子供達に
語りかける様子が目に浮かびました

「地球上にあるものぜんぶ、
　生きているものぜんぶに、
　あたえられているのが
　”すばらしい力”」

「人間でもねぇ、それぞれ
　”すばらしい力”を、
　じぶんのなかに持って
　生まれてこない人間は、
　ひとりもおらない。
　きみも、きみも、きみも、、、
　なにかはわからん、ね。
　なにかはわからんが、みんな、
　”すばらしい力”を、
　ひとりひとりが持ってる。
　そういう力を出すために、
　勉強したり、本を読んだり、
　感動したりして、
　そうしているうちに、
　しぜーんと、力がわいてくる。
　力が出てきたときに、はじめて、
　『あ、じぶんに、こんな力があったのかな。』
　と思う。」

椋先生
ここにひとり、５０を過ぎて
先生の言葉に目が輝いた人間がおります

本ってすごいなぁ　有難いなぁ

これからも
「じぶんの力は何かな
　じぶんに何ができるかな」
と、考えて　行動していこうと思います

1987年9月30日にNHKで放送された
”シリーズ授業”『生きものはすばらしい』
の、ビデオから書き起こした原稿に
加筆されて上梓された本

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