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発達障害グレーゾーンの子は普通学級?支援学級??

どうも、ぽん先生です。

花粉が辛い季節ですね。

大好きな外遊びの時間も、1年でこの時期だけは苦痛で仕方ありません。

さて、今回のテーマは支援学級

皆さんは支援学級についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。

最近は発達障害において、いわゆるグレーゾーンと呼ばれる子が増えてきていると言う話をよく聞きます。

皆さんはもし我が子がグレーゾーンかもしれないと言われたら、学校はどのように選びますか?

普通学級?支援学級?

どうやって選ぶ?

今日はそんな話をしていきたいと思います。

YouTubeのショート動画はここからどうぞ!↓↓↓↓


増える発達障害?

先ほど、発達障害においてグレーゾーンと呼ばれる子が増えていると言いました。

そもそもこのグレーゾーンとはどういうことなのでしょうか。

これらは発達障害と診断されていないけれども、発達障害によく見られる特性をいくつか持っているようなイメージで考えてください。

簡単にいえば、発達障害の子を黒、そうでない子を白とした時に、その境目となるグレーに当たる子たちのことを指します。

こういった子が増えている背景には様々な原因が指摘されていますが、今回はそれは置いておきましょう。

とにかく、診断はつかないけれども、発達障害に見られる特性がある部分では出てくる子たちと考えてもらったら良いと思います。


普通学級?支援学級?

では、そういったグレーゾーンの子たちは進学する際、普通学級支援学級のどちらへ通うのが良いのでしょうか。

もちろん、座って45分の授業が受けられるかどうかという点で判断することになると思います。

しかし、私たち保育士としては、それと同じくらい気をつけて見ているポイントがあります。

それは、自分の力で友達を作れるかどうかです。

小学校では保育園や幼稚園のように、子どもの様子を大人が常に見ていてくれるわけではありません。

そのため、何かあった時に助けてくれたり、心の支えとなってくれたりする友達がいないと、学校が楽しめなかったり、クラスに自分の居場所がなくなってしまったりしてしまうことを何より私たちは心配しているのです。

大人からの援助を受けずに友達を作り、良好な関係を築いていけるかどうかと言うのは、45分間集中して座って勉強できるかどうかと同じくらい私たちにとって重要なのです。


友達ができるということは?

友達が自分の力で作れるかというのは、ある1つの指標になります。

それは、社会で他人とうまく調和できるかと言うことです。

なぜそれが大切なのか。

発達障害には様々な特性があります。

例えば、「人の気持ちを汲み取りながらコミュニケーションするのが苦手」とか。

しかし、こういった特性は発達障害を持つ子に限った話ではありません。

なぜなら、一般的に健常者と呼ばれる子たちにも、それと同様に様々な特性を持っているからです。

しかし、一般的にそれらは苦手なことと呼ばれます。

でも、発達障害の子たちは特性と呼ばれます。

両者の違いはなんだと思いますか?

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それは他の得意なことでそれらをカバーできるかどうかです。

健常者と呼ばれる人たちにも、当然苦手なことってあると思います。

でも、それは自分の得意なことで上手くカバーするから、周りと上手く人間関係を築いていけるんですね。

例えば、「トマトが苦手で食べられないなら、スイカを食べてリコピンを補っておこう!」みたいな感じで上手くカバーして、栄養バランスを整えることで体を健康に保つ。みたいなイメージです。
(分かりにくくてすみません・・・)

しかし、そうやって上手く苦手をカバーできないとどうなってしまうでしょうか。

おそらく、友達と良好な関係を築いていくことが難しくなりますよね。

このように、周りと上手く調和できないような状態を特性と呼んでいます。

これは正式に区別して呼ばれているわけではありませんが、一般的に使い分けられているその違いを言語化するとこういうことです。

そのため、自分の不得意を得意でカバーできるかどうかが社会で他人とうまく調和できるかという指標そのものであり、それが一番最初に表れてくるのが友達関係なのです。

だからこそ、私たちは友達関係にこだわっているのです。

友達は宝物

学校は勉強するところ。と言うのが一般的な考え方。

しかし、私たち保育士はそれよりもクラスを集団と考え、その中でどうやって個人が力を発揮できるかという点にかなり重点をおきます。

なぜなら、それが上手くいかないとさっきから説明している通り、友達関係が上手くいかずに集団の中で自分の居場所を見出せなくなってしまうからです。

しかし、支援学級はすごいところ。

先生が子どもの勉強だけでなく、友達との関わり方など、普通学級なら見えてこない部分までしっかりと援助してもらえるのです。

支援学級はその子にあった個別対応が可能な素晴らしいところ。

まだまだ世間ではマイナスなイメージがあるかと思いますが、本当に支援学級は素敵な場所だと思います。

普通学級にこだわるのではなく、子どもの姿から子どもに必要な支援を考えていけると良いのではないでしょうか。


まとめ

今回は発達障害の子どもが小学校で普通学級と支援学級のどちらに行くかということについて考えてみました。

学校は勉強しにいくところと考えると、一般的には授業時間中は席に着き、集中して授業に参加できるかどうかと言うところ。

しかし、私たち保育士として大切にしたいことはそれだけではないのです。

自分の力で友達と良好な関係を築いていけるのかというところをかなり重要視しています。

発達障害の特性を持つ子はここが苦手な子も多く、それが上手くいかないと学校で孤立してしまうのです。

そのため、座って授業を受けられることも大切ですが、それ以上に自分の力で友達を作れるかということも大切にしてもらいたいのです。

新年度まであと2週間を切ってしまいましたが、来年以降に子どもを就学させる予定のある方はぜひ参考にしてみていただけたらと思います。

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