2023/8/28 新宿、ライブ、シャンディ

小フェスにお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。見知った顔のお客様が多く、非常に楽しく暴れることができました。
これに懲りずに引き続きお越しいただければと思います。

今日はなんだかんだ起きたら12時頃だった。昨晩はネタを書いていて遅くまで起きていた。いくつか思いついてはやっぱりだめだと消していった。
起きて、もう一回書き始めた。もう残り時間がわずかである。

17時ぎりぎりまでネタを書いた。出発する。
芸人さんのTwitter(新・X)や、Youtubeなどの投稿で公園で撮っているっぽい写真や動画でよく登場する公園、大久保公園でネタ合わせをしようと思って家を出る。
大久保公園はお笑いの人がとてもたくさんいる。有名無名問わずうろついている。テレビにもビュンビュンでている芸人さんがうろついていたのを見かけたこともある。なぜ、こんなお笑いホットスポットな公園なのにお笑いマニアっぽい人が待機している例がないのだろうか。

男性諸氏にあっては、アダルトビデオのオープニングで見かけたこともあろうという景色でもある。東京はすごい。
話は関係ないところに映るのだが、以前私は西武池袋線の椎名町駅近くに住んでいた。椎名町近くには、アダルトビデオ制作会社の撮影スタジオが存在している。ウォーキングをしていると発見することができた。
大通り沿いに一階がガレージになっている建物があった。そこにはマジックミラー号(MM号)が停車していた。撮影しているらしいタイミングにでくわしたことは無いのだが、複数人のスタッフが戦車をしているところや、MM号の内装工事をやっている姿を見たことがある。
当初、ここは車庫であり、都内各地にこのMM号は出向しそこで撮影をしているのだろうかと想像していた。
その後、私は研究のために仕方なく、複数のMM号を用いた作品を複数確認した。たいへんな捜査であった。その結果、どうやらこの車庫でも撮影しているらしいことが判明した。なるほど、こんなすぐ近くで全国のアダルトビデオマニアを頷かせる作品が生まれているのだ。あらためて東京の凄さを目の当たりにした。MM号の窓の外に映る景色は椎名町、目白駅の間にある大きな幹線道路の景色である。
ちなみに、MM号という表記について。軟式野球をやっている人なら、ボールの型にM号という規格がある。MM号でM号球を想像し、M号球を見るとMM号が脳内を駆け抜ける。そんな気持ちわかるでしょう。

日記に戻る。公園でネタ合わせをしようと思っていたのだが、なにかのフェスで公園に入ることができなくなっていた。この公園でのフェスは年に数回行われて、長い時には1か月近く店が並んでいることもある。
あれは楽しみにしている人はいるのだろうか。よくやっているということは楽しみにしている人がいるのだろう。

ということで、公園はネタ合わせに使うことはできなかったので、会場である新宿V-1に向かう。
そのあとはただ準備をしていただけなので言うことは無い。

ライブが始まって思うのは、あらためて私は先輩芸人とかかわるのが苦手であるということだ。今日のライブはほぼ同期~後輩、先輩芸人でも年齢は同じくらいというメンバーだ。このメンバーだと、体が軽い。先輩とのかかわりが苦手と言うのは、高校生の時くらいから自覚がある。
この苦手意識はなんといっても高校野球で身に着いてしまったことだ。高校野球において、先輩の言うことは絶対であり、失礼は許されない。
たとえば、3年生に対して1年生の一人が挨拶をしなかった(当人が本当に気づいていなかったときも含む)場合は1年生全員が朝6時に集合して300mトラック10周を一週間、といった罰が下される。そのような経験を踏まえると先輩とはかかわっても何も得がない、害悪であるというのを体が覚えてしまう。

今のお笑いの業界ではとんでもないパワハラ気質の先輩と言うのはほぼいないと言ってもいい。マセキユースにも、漫才協会にもそういったやばい先輩後輩関係は存在しない。本当に存在しない。断固として、存在しないと言っておく。これだけ強く否定しておけば、勘ぐる人も出てくるかもしれない。そこは想像にお任せする。

高校で先輩が苦手だとおぼえたことによって、お笑いと言う社会にでてからも先輩には何を話したらいいのかと緊張してしまう。高校野球のおかげで社会不適合者になったよ✌

今日のライブに話を戻せば、やはり同年代は楽しい。また、後輩にあたる皆さんも忌憚なくツッコミ、否定をしてくれるのでふざけやすい。みんな才能があって素晴らしい。私の場合、先輩芸人さんがボケたと思ってツッコんで、ボケでなくただのトンチンカンであった場合、グラウンド10周が待っているかもしれないと思いツッコむことができないのだ。
あかんやん。

マセキユースに入って、2年ほど経っただろうか、ようやくライブを楽しいと感じるようになってきた。次は先輩芸人さんにも気後れせずにライブに出られればと思う。

帰りに少しだけお酒を飲もうとビール飲み放題2h300円の恐ろしい店に行った。普段、ビールは1杯も飲めば十分な私は2杯でもういいやとなり、シャンディガフ(ビールのジンジャーエール割)を飲んだが、一口でその甘さに気持ちが悪くなり、そのあとは温かいお茶と水をぐびぐび飲んで飲み放題は終わった。
シャンディガフは大学生の時(もちろん成人後)に1度だけ飲んで、その時も気持ち悪くなったことを思い出した。ビールはビールのまま飲むのが一番おいしいことをあらためて認識した。

今日も過去の記憶をもって、今日という日を語る日記になった。記憶の断片が整理されていく感覚があって楽しい。

今日面白いと思ったことは「過去に縛られている。10年後は現在の自分に縛られていることだろう。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。