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観葉植物がもたらすストレス緩和効果

花や緑を見て「癒される」と言うけど、本当に人体に影響あるの?

実際にこれを調べた学校があり、レポートを読ませていただいた。


植物の有無でストレス値が変わるのかを検証したらしい

実験内容

下記の条件で2チームに分け、同じ筆記試験を10分間させた後にストレス値の増加率を調査する。
Aチーム:目の前に観葉植物を置く
Bチーム:何も置かない

結果

Aチームはストレス値の増加率が75%程度であったのに対し、観葉植物がないBチームは230%もストレス値が増加したのだそう。
そしてなんとそのストレスは20分以上も継続し、しまいには600%にも増加したとのこと。めっちゃ長引くやん、どんな試験やの。


個人のストレス値をどうやって客観的に測るのか

ストレスを感じるとコルチゾールというホルモンが分泌される。唾液を調べるとその濃度がわかり、個人のストレス値が測れる。
(メンタルヘルスマネジメント検定で習った!)
これを競合的酵素免疫測定法といい、ストレス緩和作用の測定に多く用いられる方法とのこと。これだときちんとした生理的な指標になる。


観葉植物は本当にオススメ

景観以外のいいこと

私も、コロナが流行して在宅勤務になった5年程前に観葉植物を1つ置いた。
PC越しに見える景色は毎日同じで、牢獄かよという殺風景な部屋に飽きたから。精神的な癒し効果を求めてというよりは、インテリア要素として。

「飽きる」という感情は結構なストレスなのかもしれない。メンタルヘルスアクションチェックリストにも視環境の改善があるし、単調作業も改善するべき項目として挙げられている。


1つでも視界に緑が入ることで人工物の中に自然を感じられてとても良かったのだが、それ以上に
「この景観を損ねないように部屋をキレイに保とう」とか「じゃあその掃除の時間を設けるために早起きしよう」とか「時間余ったし本でも読むか〜」など、“なんだか日々を上手く回せている“感覚を手に入れたことが大きかった。


そして春になると、植物たちは待ってましたー!と毎日のように新芽を出してくれるので変化が楽しい。当たり前だが、彼らも超生きている。生き物を飼育する楽しさも与えてくれた。今では20個にもなり、特大のエバーフレッシュをえば助などと名付けてしまうぐらいに愛でています。


最後までお読みいただきありがとうございました!

*引用文献
岩崎 寛, 山本 聡, 権 孝〓, 渡邉 幹夫
日本緑化工学会誌技術報告 屋内空間における植物のストレス緩和効果に関する実験 2006 年 32 巻 1 号 p. 247-249


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